錦眼鏡余話7:No262
スポーツクライミング:1 

暑い炎天下、10時半ごろ、
スポーツクライミングの施設にたどり着けました。
1時間ほど、施設を探し歩いたため、汗をかきました。
 
あれ、誰もいません。。。おかしいな?
そのうち、クライミングが始まると思っていました。
 
木陰に避難して待っていましたが、11時を過ぎても、
施設はガランとして誰もいません。
青いテントがはってあるだけで、長机も椅子もありません。
 
ぶらぶらと歩いていると、
クライミングの申込み場所らしきところを見つけました。
思い切って中に入ってみました。
受付の青年に、
「今日はクライミング、誰もやっていませんね」
と尋ねると、
「今は日差しがきついので、皆さん、午後3時ごろから来ると思いますよ」
との返事でした。
常識的に考えても、この暑さの中でやる人はいないなと思いました。
 
やる人は日差しが弱まった頃ころから来るのでしょう。
青年はさらに、
「今日は3時から講習会もあるので、その時、人がやって来ますよ」
と、親切に教えてくれました。
それを聞いて、今日は諦めて帰ることにしました。
午後4時に歯科医院の予約を入れていあるからです。
 
帰るときに、
「クライミングしているところを写真に撮ることはできますか」
尋ねると、
「どうぞ、ご自由に撮ってください」
と言う返事がかえってきました。
 
「出直しだ」と思いながら、
そそり立つロッククライミングを写真に撮りました。
 
 
家へ戻ると、
妻が冷たいコーヒーを持ってきながら、
「季節がもっと涼しくなってからにしたらどうなの?」
と言いました。
私も、汗だくになった洋服を着替えながら、
撮影時期を9月下旬ごろにするかなと思いました。