錦眼鏡余話7:No257
北陸縦断:その2 

羽田空港での集合時間は、8時5分です。
集合場所は、国内線第2ターミナルの第一時計台です。
 

17日は朝5時に起き、
前日、近くのスーパーで買った朝食を食べ、
歯磨き、洗顔等、忙しい時間を過ごしました。
 

羽田空港へは、
ホテルの女将さんから教えて頂いたバスを
利用することにしました。
フロントへ降りると、
女将さんから朝食の差し入れをいただきました。
とても親切な女将さんでした。
 

バスは時間通り7時30分に来ました。
バス停は、ホテルの前にあります。
バスは、快調に走り、
第二ターミナルへは女将さんの言った時間に
到着しました。
 

集合場所へ行くと、添乗員のYさんが待っていました。
ツアー客の大半の人が集合していたようです。
 

時間になると、
ツアー客は、添乗員のYさんを取り囲むように集合しました。
簡単な説明の後、搭乗券が配られました。
胸のポケットに収まるほどの大きさです。
搭乗券には、四角いバーコードが印字されています。
保安検査場を通るときと
搭乗口で、
このバーコードを機械にかざすことになります。
 

とりあえず、保安検査場を通って、
自分たちの飛行機の搭乗口へ行くことにしました。
 

能登空港(正式には能登さと山空港)行の飛行機の搭乗口は、
一番奥にありました。
荷物を持って、かなり歩きました。
 

飛行機は8時55分に出発です。
ほぼ定刻に離陸しました。
飛行時間は1時間もありませんでした。
離陸したとおもったら、今度はもう着陸のアナウンスが入りました。
 

最初の観光地は、「輪島塗工房」でした。
漆塗りはほこりを嫌う工房です。
ガラス戸越しに見学していきました。
職人さんの真剣な仕事ぶりを写真に撮りました。
 

続いて
「輪島キリコ会館」でした。
祭りでは、最大で4階建てのビルほどの巨大な灯籠「キリコ」が
街を練り歩くそうです。
江戸時代から連綿と続く伝統のお祭りだそうです。
祭りの夕闇の中、日本の伝統美が色濃く残っているそうです。
 

 

次の観光地は白米(しろよね)千枚田です。
白米千枚田は、国の名勝、及び「世界農業遺産」に指定されているそうです。
たくさんの田んぼが海の際まで段々に並んでいます。
今日のような天気のいい日なら、ごくごく当たり前の写真しか撮れませんでした。
夕焼け時に、
写真を撮りにきたいところですが。。。ツアーなので、そうもいきません。
また、早朝の朝焼け時に撮影出来たら。。。。きっと素晴らしい写真になるはずです。
やたらに暑くて、暑くて。。。汗だくで写真を撮りました。
 

 

次の見学場所は、「本家上時国家」(ほんけ かみとき くにけ)です。
案内人(専門のガイド)が付いて、各部屋・場所を見て回りました。
 

国指定の重要文化財(建物)・名勝(庭園)になっているそうです。
今から800年前の昔、
平清盛の義弟「平大納言時忠」は、平関白とも言われ、
平家一族の実質上の統領だったそうです。
 

源平の合戦で平家が滅亡したさい、平大納言時忠は、
能登に配流となり、この地で没しました。
この子:時国は、近隣の村々300石を統治し、館を構え、
江戸時代には天領の大庄屋を務め、名字帯刀を許されたそうです。
 

およそ180年前、第21代当主が、現代に残る豪壮巨大な屋敷を築きました。
現在も、この屋敷と伝統を守っているそうです。
 

 

完成までに28年を要したそうです。
玄関は、唐波風総けやき造りで、入母屋茅葺きの大屋根は、
高さが18メートルもあるそうです。
 

私は、ツアー客の列の後ろへ行って、自由に写真を撮りました。