錦眼鏡余話7:No241
京都旅行:その2

「舟屋の里公園前」でバスを降りると、
にこやかな笑顔の女性が我々に向かってお辞儀をしました。
すぐに「倉忠」の女将さんだなとわかりました。
 

迎えの車に乗る前に、
見晴らしの良い場所へ連れていってくれました。
その場所は、「舟屋の里公園」内ありました
 
眼下に波静かな伊根湾が広がっています。
私は夢中でカメラのシャッターを切りました。
天気が良いことに感謝です。
 

 

民宿「倉忠」へは5分ほどの距離だそうです。
途中、トンネルをくぐりました。
 
民宿に着くと、
女将さんが「湾内を案内する船に乗りますか。」
と聞くので、値段も聞かずに、
「乗ります。」
と言うと、すぐに「海上タクシー」が民宿の裏へ接岸してきました。
貴重品とカメラを持って船に乗り込むと、すぐに出発しました。
時計を見ると、午後4時を回っていました。
明るいうちに、舟屋を海上から写真に撮れるなんて、
なんて幸運なんだと思いました。
民宿の女将さんに感謝です。
 
運転手さんは、
途中、途中で、「舟屋の歴史」や「伊根の特異な地形」、「舟屋の祭り」などを
説明しながら案内をしてくれました。
 
上の写真からも分かるように、伊根湾は鏡のように静かでした。
伊根湾は、大きくは若狭湾のなかにあります。
それも若狭湾の外海(日本海)側にあります。
 
にもかかわらず、鏡のように静かな伊根湾は、
水上タクシーの運転手さんの説明では、。。。
@湾の入り口を若狭湾の奥に向かって開いて入るからです。
Aその入り口を塞ぐように「青島」という島があります。
このため、外洋から、または若狭湾の波も
伊根湾には、入ってこないようになっているようです。
 
たくさん写真を撮りました。
もちろん、パノラマ写真になる写真も撮りました。
パノラマ写真は旅行が終わってすぐに作るつもりです。
(4月30日にアップしましたので、のぞいてください。
下のURLをクリックすと繋がります。)
 
パノラマ写真を見ると、舟屋の構造がよく分かります。
舟屋の数は、現在260軒ほどあるそうです。
 
途中、「消防艇」がありました。
伊根は道幅が狭いため、消防自動車が火事場までいくまでに
時間がかかるそうです。
そこで、海から「船の消防車」で放水するのだそうです。
でも、
海水をかけられた家は、塩を落とすのに苦労するのだそうです。
 
伊根湾の入り口に横たわる青島が、
湾内に波が入ってくるのを防ぐ防潮堤の役割を持っています。
青島に近づくと、石の鳥居と石段が見えてきました。
青島には、蛭子神社が奉られ、
年に1回、祭りのときに上陸することができるそうです。
 
民宿に戻ってから夕食でした。
その夕食の豪華さに驚きました。
大きな舟型のうえに刺身が所狭しとのっていました。
「コアジ」「アジ」「ホウボウ」「メバル」
 
「ホウボウ」の刺身は生まれて初めてです。
 
小鉢には、サザエの刺身がありました。
コリコリの食感が何とも言えません。
 
味噌汁は、魚の頭が豪快に入っていました。
 
カワハギの煮付けも美味しかったです。
最後に、小鯛の焼きたての塩焼きが出てきました。
これも美味でした。
 
友人のIさんは、刺身だけで満腹になり、
ご飯を食べることが出来なくなりました。
ご飯の大好きな私は、頑張ってご飯を一膳食べました。
 
ご飯を食べたあと、お行儀が悪かったが、布団の上でちょっと休みました。
食後のふたりの話題は、魚づくしの豪華な夕食でした。
 
お風呂は、家庭のお風呂のようでした。
湯加減もちょうどよく、一日の疲れがとれました。
この日は、朝方までぐっすり寝ました。