錦眼鏡余話6:No230
度忘れ植物図鑑:その1 
 
我が家の庭には、いろいろな草花があちこちに咲いています。
 

花壇からはみ出した草花もあれば、
野菜と草花が一緒に植えてある花壇もあります。
花壇だったところが野菜畑になってしまった場所もあります。
 

花壇や畑の管理は、妻がやっています。
私は妻から耕すことを頼まれると仕事をします。
また、
夏場に水やりを頼まれることもあります。
頼まれないとしないのは、
余計なことをすると、ふたりの平和を乱すことになるからです。
花壇や畑のことは、妻がやっているからです。
 
春から秋にかけて、草花や昆虫などを撮影するため、
カメラを持って庭へ出ることが多くなります。

そんなとき、
ふと目に留まった草花の名前が出てこなく、いらつくことがあります。
思い出そうとすると、余計出てきません。
 

思い出すことを諦めて違ったことをしていると、
名前の出てこなかった植物名がすんなりと口から出てきます。
 

最近の植物名は意味のないカタカナが多くなってきています。
「意味のない」というのは私自身が無知なためで、
外国の言葉をカタカナ表示にしたものが多くなっているようです。
 

そこで、「度忘れ植物図鑑」なるものを作成しました。
 

「度忘れ」とは、少々自己弁護的な名前ですが、
「覚えられない植物図鑑」と言ったほうがあっているような気がします。
 

妻に聞いたり、図鑑で調べたり、インターネットで検索したりして、
段々数を増やしていって、その数が30を超えるようになりました。
 

植物名の横に1行程度の文章を添えて、
「あっ、あの花だ」と思い出せるようにしてあります。
幾つか例を紹介します。
自分にしか理解できないような文書もあります。
また、我が家の敷地の「どこそこ」などと書かれてあるものあります。
「度忘れ植物図鑑」には、写真はついていませんが、
メール通信にはつけてみました。
 

1.<カラミンサ>:シソ科・宿根草:毎年同じ場所で白い小さな花をたくさんつける。
  外の水道前が元株。我が家にはないが、ピンクや薄紫のカラミンサもある。
 

3.<ミセバヤ>:ベンケイソウ科・多肉性の宿根草:厚ぼったい円形の葉が
  大から小へと連なっている。ピンクの細かい花。古典園芸植物。
 

3.<アメジストセージ>:シソ科:多年草・寒さに強い植物。
紫水晶の砂。
昨年末、霜の降りる頃まで花を咲かせて頑張っていた。
 
 

4.<スイセンノウ>:ナデシコ科:多年草・フランネルソウと覚えた。
  葉が白い毛に覆われているので、フランネルソウ。(和名はどっち?)