錦眼鏡余話6:No208
下北・津軽半島:その2
 

7時10分、全員そろったので、新幹線乗り場へ移動です。

旗を持ったO添乗員さん(女性)の後をぞろぞろとついていきました。

 
736分、東北新幹線「はやぶさ」は、「七戸十和田駅」を目指して

出発しました。

 

東北新幹線は「七戸十和田駅」まで、3時間10分ほど走りました。

新幹線は昔に比べたら信じられないほど、速くなっていることを実感しました。

 
「七戸十和田駅」前に大型バスが待っていました。

ここで、東北旅行を案内してくれるガイドのMさんと運転手のTさんが紹介されました。

 
下北半島は地図で見ると、斧のような形をしています。

バスは下北半島の斧の部分の中央部にある恐山へ向かっています。

 
ガイドのMさんは旅行を通じて、私達観光客に青森のことや

青森の方言などを面白く教えてくれました。

また、まじめな顔をして、面白い冗談を言っては、私達を楽しませてくれました。

 
下北半島では、リンゴを栽培していないそうです。

冬場、「やませ」が吹くため、リンゴ栽培にはむいていないのだと。。。

下北半島の産物は、牛蒡、ジャガイモ、長芋などだそうです。

どれも、地中に出来るものばかりです。

 
霊場:恐山に到着しました。

宇曽利山湖が大きいので、少々驚きました。

恐山はおよそ千二百年前、慈覚大師円仁によって

開かれた霊場だそうです。

寺名は恐山菩提寺(ぼだいじ)です。

硫黄の臭いがします。

境内を流れる溝には硫黄が残っています。

 

 
菩提寺の左横に、

恐山の延命地蔵尊を中心に岩が硫黄でグズグズになった荒涼とした景色が広がっていました。

噴気孔らしい処もありました。

 

 
途中からポツリポツリと雨が落ちてきました。

傘は折り畳み傘です。

急いで傘を広げましたが、風がひどくなってきました。

横殴りの雨が吹き付けてきました。

バスの駐車場まで、10分ぐらい歩かなければなりません。

 
総門を出ると、風もおさまり雨もポツポツになりました。

トイレをすませてから、バスにもどりました。

座席に着くと友人のIさんも戻ってきました。

お互い、ズボンが濡れてしまいました。

体温で乾くのを待つしかありません。

 
下北半島突端にある大間埼を目指してバスは出発です。

大間崎は、

クロマグロの1本釣りで日本中に名をとどろかせた漁師達のいる大間町があります。

津軽海峡の荒波の中で、数百キロのクロマグロと格闘します。

1本釣り上げると、数百万の値がつくと言われています。

 
大間崎には、クロマグロとそれを釣り上げる漁師の腕の像がありました。

バスから降りた人達は皆、その像の前で記念撮影をしていました。

 
見通しがいいと、対岸の北海道が見えるそうですが、

北海道は雲に包まれて見えませんでした。

仕方がありません。

お土産を買っておこうと、漁師のおかみさんが経営するお店に入りました。

妻がワカメを欲しいと言ったのを思い出しました。

そこで、乾燥ワカメとフノリ、ヒジキなどを求めました。

 
ついでに、大間のクロマグロの刺身を食べました。

クロマグロの赤身と中トロでした。

ふた切れずつで500円でした。

中トロが美味しかったでした。

 
今晩の宿は、薬研温泉の薬研ホテル?です。

ガイドのMさんが、

「ホテルはニューがつきますが、今ではニューではありません」

と、誤解のないように説明をしてくれました。