錦眼鏡余話5:No196
大腸検査:その1 

月から市の特定健康診査を受けることができるというので、

さっそく近くの病院で受診することにしました。

例年、前立腺癌の検査と大腸癌の検査を受けているので、

今年も受診することにしました。

 
前立腺癌の検査は、血液採取でした。

臆病な私は小さいときから注射が大嫌いでした。

注射されているとき、あらぬ方角を見ているようにしていました。

注射が終わると、とたんに元気な子どもにもどったようです。

 
還暦が過ぎるころから、ようやく血液採取も平気になりました。

 
大腸癌検査は検便です。

検便を2回して、それを病院へ持っていくのです。

汚い話ですが、70歳を超えるころから便秘気味になっています。

便意はあるのですが、固い便が出口を塞いでいるようです。

当然、力むことになります。

無理やり出そうとすると、肛門を痛めるので苦労しています。

 
1回目の検便で、便を採取するのに苦労しました。

いつも以上に最初の便が硬いようです。

ようやく出てきた便を採取することができました。

 
次の日はそれほど苦労せずに採取することができました。

 
約1週間後、

すべての結果が出たので医師と面談をしました。

腹囲は68.5センチです。

男性は85センチ以上の場合、メタボ対策をしなければならないようです。

 
検査結果をもらってきたが、通知書や報告書を見ても、

解らないことが多すぎました。

面談した医師は、

当たり前のことですが、医師の判断というところに書かれたことを中心に

話をしてくれました。

そこには、便潜血(+・−)と書かれてありました。

1回目の検便に潜血がみられ、2回目のにはなかってということです。

 
汚い話ですが、苦労して検便をしたことを話しました。

医師は、「すぐに再検」と書いて。。。括弧書きの中に

(本来は大腸ファイバーです)と所見を書きました。

 
Tumor Marker検査チャートが1番上にありました。

PSAタンデムとあり、測定検査が1.60とありました。

基準値の下に○が2つありました。

PSAタンデムとは何だろうかと、インターネットで調べてみました。

すると、この数値が基準値の2倍を超えると、

前立腺癌を疑ったほうがいいということだそうです。

基準値は、4.00以下となっていました。

私の測定値は、1.60なので、

前立腺癌の恐れはないということだと理解しました。

 
下のほうに良性疾患の項目に「前立腺肥大」と印字されていました。

他には、どこも悪いところは見つかりませんでした。

 
特定健康診査を受けて、検便をもう1回するのか、

大腸ファイバー(大腸内視鏡)で大腸内を見てもらうのか、

どちらかを選択することになりました。

大腸ファイバーで癌が見つかったらどうしようと思いました。

まあ、その時はその時だと開き直りました。

妻から、

大腸癌は早期発見だと開腹手術もなく、すぐに回復する可能性が高いから

と大腸ファイバー(大腸内視鏡)を勧められました。

 
出来るだけ早いほうがいいと思って、

消化器科専門のI先生が外来診療担当医のときに診察をしてもらいに行きました。

午前9時から受付が始まるというので、8時半に家を出ました。

10分ほどで病院に着きましたが、駐車場が満杯で停めるところがありません。

ようやく、駐車場の駐車スペースでないところに無理やり駐車しました。

 
受付を済まして、

名前を呼ばれるまで、持っていった小説を読んでいました。

40分ほど待つと、

「長島さん、1番の診察室にお入りください」とアナウンスがありました。

 
<大腸検査:その2>へ続く