いよいよ「四国周遊の旅」も最終日になりました。
四国を反時計回りに回っています。
今日の見学は2か所です。
バスは、高知県を通って徳島県を目指しています。
段々、標高が高くなっていきます。
沖縄・九州・中国・四国・近畿の中で、
一番高い山が四国中央にそびえる石鎚山だそうです。
そこから流れ出る一つの支流が吉野川となります。
日本の3大暴れ川の一つに数えられた吉野川。
「四国三郎」と言われていました。
始めの観光地「祖谷渓(いやだに・いやけい)」に近づいてきました。
ここでは、「かずら橋」を渡るそうです。
ガイドさんが、
「怖い方は無理をせずに渡らないでください。」
と注意をしました。
つり橋の上から、
カメラや靴、傘などを渓谷へ落とす人が多いそうです。
落とすと、まず拾いに行けないので諦めるほかないそうです。
かずら橋は、国の「重要有形民俗文化財」に指定されているそうです。
3年に1度、架け替えられるそうです。
年々、太いカズラを調達することが難しくなっていると、
ガイドさんが説明してくれました。
下が角材をになっていて隙間があります。
隙間は靴が入るほどあります。
角材と角材を、何本ものカズラがつないでいます。
右手にカメラ、左手で橋の欄干(カズラ)を押さえ、
折畳傘を右わきに挟んで渡りました。
脇に挟んだ折畳傘を落とさないように神経を集中しました。
雨が降ったあとなので、橋の角材やカズラの表面が滑ります。
1歩1歩慎重に歩を運びました。
高いところが苦手な人は、怖い思いをするでしょう。
同じツアー客の中で、渡らずにいた方もいました。
バスが停まった土産物屋の駐車場から大歩危の渓谷を覗き込むと、
遊覧船の発着場が下に見えました。
丁度、一隻の遊覧船が出発するところです。
遊覧船は舳先から船着き場へ接岸したいるので、
出発した遊覧船は渓谷の広がっている場所で、
舳先を流れの方向へ回転させていました。
渓谷には、たくさんの鯉のぼりが風になびいていました。
時折、雨がぽつぽつ降っていましたが、
傘をさすほどではありませんでした。
駐車場の端へ行って、渓谷を下る遊覧船と
靄が立ち上る山の景色を撮りました。
靄の間の頂に近いところに人家が見えました。
平家の落ち武者伝説があるそうです。
あんな高いところまで、道路が通じているのでしょうか。
人家が道路に沿って建っているのがわかります。
車がないと、生活するのが大変な場所のような気がします。
バスは再び渓谷沿いを走り、次の目的地・金毘羅宮と善通寺へと
向かいました。
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