錦眼鏡余話4:No150
小旅行:その3 
 
ガイドさんの説明どおり、神戸の中華街はとてもコンパクトでした。
入口の長安門を入ると、
両側に色とりどりの商品をならべたお店が立ち並んでいました。
(下の写真は、長安門:南京町の入口)

中ほどに南京町広場がありました。
そこには、中国風のあづまやがありました。
屋根は二層式の六角堂になっています。
柱と柱の間は、長椅子になっています。
そこに、年配の男性の方がずらりと並んで、涼んでいます。
日陰になっているので涼しいのです。
座りきれない男性があずまやの陰に立って、お話に夢中です。
 
Iさんが空いている長椅子にニコニコしながら座っていました。
Iさんは自分の横を指さして、
私にもどうぞとサインをくれました。
 
私は最後まで南京町を見ていないので、Iさんと別れました。
別れるとき、IさんはB喫茶店で休んでいると言いました。
 
写真を撮りたいような対象物はありませんでしたが、
ぶらぶらと最後まで歩きました。
最後は、西安門でした。
(南京町の最後を飾る西安門)
 
バスの移動時間、ガイドさんは、長安門か西安門のどちらかが、
淡路阪神大震災で壊れたと話してくれました。
バスの車窓から見える景色に気をとられ、
はっきりと覚えていません。
見た感じでは、入口の長安門のほうが新しく感じました。
きっと壊れたのは長安門のほうだと勝手に断定しました。
 
ツアーの人たちは、ここで食事をすることになっています。
Iさんと私は、昼食をすましてしまったので、
時間がたっぷりありました。
南京町の隣りが、
商店の立ち並ぶアーケード式の大きな商店街になっていると
聞いたので覗きに行きました。
 
アーケードがずっと続いていました。
先はカーブしているので、最後まで見ることができませんでした。
きれいで明るい雰囲気の商店街でした。
たくさんの人が通行していました。
入口から数枚写真を撮りました。
(商店街風景)
 
時間が近づいてきたので、Iさんが待つB喫茶店をのぞきました。
広い店内を端から目で追っていきましたが、
Iさんはどこにもいません。
諦めて、集合場所の近くで写真を撮っていました。
 
前の歩道の信号が青になりました。
広い道路の中ほどまで行って、写真を撮って引き返してきました。
 
集合場所へ戻ると、Iさんがニコニコしているではありませんか。
Iさんに近づいて、
「B喫茶店にはいなかったよ。」
とたずねると、
「ここにいたんだよ。」
とこたえました。
Iさんの指の先に、もう1軒、小さな喫茶店がありました。
 
集合場所にバスが来たので、全員乗り込みました。
 

 
今度は、明石海峡大橋をわたり淡路島へいきます。
約1時間のバス旅です。
 
恥ずかしい話、淡路島が何県に入るのか、
はっきりと知りませんでした。
兵庫県か徳島県、大阪府、和歌山県あたりでしょうか。
 
ガイドさんの説明で、兵庫県だと分りました。
一つ、利口になりました。