錦眼鏡余話4:No149
小旅行:その2

旅行会社のカウンターへ着いたときのは、ちょうど7時でした。
カウンターが空いていたので、
名前を言って、何をするのか尋ねました。
係員は、
「2人が揃った段階できてください。」
とこたえました。
もっともだと思い、時間を確認しました。
まだ、7時5分ほどです。
 
Iさんが来るには、まだ少し時間がありそうです。
Iさんは、7時20分に羽田に着くと言っていました。
 
旅行会社のカウンターの奥に、行列が出来ています。
行列の先頭の人が、何やら画面を操作しています。
よく見ると、切符を購入しているようです。
時代が変わってきているなと実感しました。
機械に弱い我々年寄りは、ますます時代に取り残されると
言う危機感を覚えました。
 
後ろから私を呼ぶ声がしたので、振り返ると、
Iさんがリュックサックを背負い帽子をかぶり、
ニコニコしながら立っていました。
 
飛行機は、大阪の伊丹空港へ行きます。
飛行時間は約1時間です。
機内で、コヒーを飲んでいるうちに着くような感じです。
 
各席上のモニター画面を見てると、
伊丹空港は都会地の中にある飛行場だということがよく分りました。
いきなり視界の中に、滑走路が見えてきたので驚きました。
Iさんが隣の席から、分るように解説してくれたので、
とてもよく分りました。
 
空港を出ると、旗を持った添乗員が我々を待っていてくれました。
ツアー「鳴門の渦潮と花咲く淡路島・小豆島3日間」に
参加する人全員の名前を確認してから、バスに乗り込みました。
 
これから、神戸に向かいます。
今日の観光は、「神戸異人館通り」の自由散策と
「神戸・南京町」めぐりと自由昼食です。
 
北野観光マップ(神戸異人館通り)を渡されました。
添乗員から、
バスの駐車場に12時40分に集合するよう言われました。
時間厳守だそうです。
添乗員を先頭に、「風見鶏の館」を目指して歩き始めました。
神戸は坂の多い街でした。
往きはずっと上り坂でした
ということは、帰りは下りになります。
歩きながら、汗が噴き出てきました。
雨模様より、晴天のほうがいいに決まっていますが、
それにしても暑いです。
 
「神戸異人館通り」は、
街灯の下から3mぐらいのところに、色とりどりの花が咲いていました。
これも、観光に力を入れている神戸だと感じました。
同時に、どうやって水やりをしているのかなと、くだらないことを考えました。
こんなにきれいに花が咲いているのだから、
きっと工夫して水やりをしていることでしょう。
 
 
最後、階段を上ると「風見鶏の館」でした。
木陰に入ると、風が心地よいです。
 
ガイドさんの説明では「神戸異人館通り」のあと、
バスで南京町(神戸の中華街)へ行ってから昼食だそうです。
昼食は各自、自由だそうです。
 
何枚か写真を撮ったら、
Iさんともと来た道を、さっさと引き返すことにしました。
 
 
目的は、バスの待っている駐車場へ早く引き返すためです。
駐車場の近くで、
2人で早い昼食を済ませ、ゆっくりとくつろぐためです。
 
小さなお店を見つけて中に入り、さっそく注文です。
エアコンが効いて生き返った気持ちになりました。
食事が終わってからも、お客さんが来ないことを幸いに
居座り続けました。
 
店内のお客さんに目をやると、同じツアーのお客さんがいました。
向こうはご夫婦です。
2人で、ビールを飲んで休んでいました。
我々より上手がいたなと思いました。
 
集合時間が近づいてきたので、お店の外へ出ました。
ガイドさんと運転手さんも、ツアー客を待っています。
 
今度の旅行で、感心したことが一つありました。
それは、ツアーへ乗ったお客さん全員。。。集合時間をよく守る人々でした。
 
全員がバスに乗り込むと、バスはすぐに南京町へ出発しました。