正月休みに、小笠原のAさんから郵便物が届きました。
Aさんは、小笠原村の村長を長くやった方で、
今は薬屋兼土産店を経営しています。
小笠原在任中、大変お世話になった方です。
郵便物は、
ハガキ2枚分を縦に繋いだほどの大きさです。
厚さは1センチほどです。
何だろうと思いながら開けてみると、カレンダーでした。
2014年の「週めくりカレンダー」でした。
表紙に「シルバー川柳」とあります。
1週間に一首川柳が載っていました。
表紙を飾るシルバー川柳は、以下のものです。
「誕生日
ローソク吹いて
立くらみ」
どうやら、全国有料老人ホーム協会主催の「シルバー川柳」大会の
第8回から12回までの秀作を集めたカレンダーのようです。
めくって川柳を読むたびに、妻とふたりで笑い転げました。
ここで、我々夫婦の笑声の大きかった川柳を紹介したいと思います。
「居れば邪魔
出かけりゃ事故かと
気をもませ」
気をもんでいるのは、奥さんですね。
稼ぎがなくなると、男の人は奥さんから邪険に扱われているのかな?
笑いながら、ちょっと淋しくなりました。
「万歩計
半分以上
探しもの」
先ほど、眼鏡の探し物をしていたので、余計笑えました。
「お迎えは
どこから来るのと
孫が聞く」
歳をとると、
「早く迎えが来ないかね」などと独り言をつぶやくものです。
私の母も90に近くなった頃から、「もういいね。十分生きたから、
お迎えが来ないかね。笑」と言っていたのを思い出しました。
「お迎え」。。。それを聞いたお孫さんが尋ねたのでしょう。
お婆さんも答えようがなく、笑ったかもしれませんね。
「足腰を
鍛えりゃ徘徊
おそれられ」
老後、車椅子生活をしたくないものです。
足腰の丈夫なことは、自分のことは自分で出来る老後の必須条件です。
でも、認知症になると、徘徊が心配されるのも事実です。
足腰だけでなく、頭も鍛える必要があります。
認知症にならないで、
老後を元気に送ることができるためには、それ相応の努力が必要ですね。
70歳を過ぎた私には、笑いながらも現実感がありました。
「目覚しの
ベルはまだかと
起きて待つ」
私も最近早寝早起きになりました。
朝が早いから、夜遅くまで起きていられません。
ごくごく、当たり前のことですね。
以前は、目覚し時計がもうすぐ鳴るなと思っても、
成る前に目覚しのチャイムを止めておこうと思いませんでした。
何かしているうちに、目覚しのことは忘れてしまいます。
妻に
「二階で目覚しが鳴ってるわよ。」
と言われて、慌てて階段を駆け上がる始末です。
最近は、目覚めたら、チャイムのスイッチを止めるようにしています。
|