錦眼鏡余話1:No3 
ツマグロヒョウモン:その1

下の写真のようなチョウを見たことがありますか。
ツマグロヒョウモンと言うチョウです。
昨年あたりから、わが家の庭によく飛んでくるようなりました。

私がツマグロヒョウモンに巡り会ったのは、
今から 5年ほど前、多摩川の河川敷を訪れたときでした。
珍しいチョウが飛んでいるなと思って、
後を追うと、2匹が交尾をし、葉の上にとまりました。
カメラを持っていたので撮ったのが下の写真です。
近づくと逃げるので、かなり遠い距離からシャッターを押しました。
左が雌で、右が雄です。


(2006年9月7日:多摩川河原)

ツマグロヒョウモンは、我が家の庭の花がお目当てのようです。
キバナコスモスやマリーゴールドなどの花の蜜を吸引しています。

ツマグロヒョウモンを写真展に出品する作品にしようと何回か挑戦しました。
のんびりとしたチョウなので、うまい具合に写真が撮れそうでしたが、
なかなか思うようには撮れません。

2011年9月27日、
任期4年の小笠原での仕事を終えて、あきる野の自宅へもどりました。
自宅の庭には、20種を超える草花が咲いていました。
そのひとつキバナコスモスとマリーゴールドに、ツマグロヒョウモンが飛んできます。
ツマグロヒョウモンが庭に飛んでくるときは、
必ずといってよいほど太陽の日が射していて、風のない日でした。
庭の上をゆったりと舞った後、決まってキバナコスモスとマリーゴールドの花の蜜を吸引します。
キバナコスモスやマリーゴールドから1mちょっとの玄関のポーチの柱に隠れるようにカメラを構えて、
ツマグロヒョウモンが花にとまるのをひたすら待ちます。


(雌:2011年10月2日:自宅庭)

不思議と雌ばかりが飛来してきます。
この半月ほどの間に、私が雄を目撃したのは1回しかありません。
我が家の庭のキバナコスモスにとまった雄です。
わが庭で、雄を見たのは、この1回だけです。
ツマグロヒョウモンは、雄と雌がはっきりと違う羽をもっています。


(雄:2011年11月10日:自宅庭)

<ツマグロヒョウモン:その2>へ続く