自動車に使われているガラスには乗員の安全を守るために「合わせガラス」と「強化ガラス」の2種類のガラスが
使われています。
「強化ガラス」は主にサイドガラス・リアガラスに使用されており、強度は高めてありますが限界以上の力が加わると
粒状に砕けて割れます。
それに対し「合わせガラス」は主にフロントガラスに使用されおり、2枚のガラスの間に中間膜としてPVB(ポリビニー
ルブチラール)を挟んで接着されていて、割れても破片が飛び散りにくく、前方からの衝撃物に対しても貫通しにくい
という特徴を持っています。
ガラスリペアはこのフロントガラス(合わせガラス)に入った傷を修理するものです。
フロントガラスに割れや傷が出来ると、亀裂の中に出来た空間で
光が乱反射して視界の妨げになります。
またこの傷を放っておくとエンジンや風圧等による振動、車体の揺れ
による変形、車外との温度差等によって傷が拡がって割れが走った
状態になってしまいます。
この様な状態になってしまうとガラス面としての強度が保てないので
ガラス交換する他なくなってしまいます。
(ガラス交換では5万~7万円位は覚悟しなければなりません)
ガラスリペアではこのガラスに入った傷に専用の溶剤:レジンを浸透させて空間を埋めた後硬化させて修理します。
レジンの反射率はガラスに合わせて作られていますので、空間に充填されると亀裂は目立たなくなります。
またガラスとガラスを密着させて全体の強度を保ちますので、亀裂の拡がりを防ぐ事が出来ます。、
ただガラスリペアで直せる大きさは五百円玉(3cm)位までですので御了承下さい。
注) 割れ傷が出来てから長期間放置しておくと雨等の水・埃が入り修理出来なくなるので、割れが出来たら直ぐ
傷口にテープを貼り何も入らないようにして下さい。
~自動車のガラスについて~
~フロントガラスが傷つくと~
~ガラスリペアとは~
修理時間 | 1~2時間 |
修理価格 | ¥15,000 |
~1か所当たりの修理時間・価格~
Before
After
~修理例~
物理的に多少曇ったような跡は残りますが、これ以上ひびは拡がらないので
高い費用を掛けてのガラス交換は必要なくなります。