アムハラ語ノート 

Lexilogos Amharic  

子音字と母音字の組み合わせで文字を構成するが、
子音と母音、別々にキーを打つのでなく、
子音と母音が合わさった形で1つのキーが割り当てられている。
非ローマ字言語の中では、むしろタイプしやすい方だと言ってよい。

アムハラ語の歌のYouTube動画は、歌詞が書かれていることが多い。
ということは声調言語か? Wikipediaにもそうことも書いていないようだが。

2013年頃、Sayat Demissieの曲を、キーボードで打ってみた。
アムハラ語の知識は全くなく、形だけを見て打った。
1曲打つのに朝の9時から夕方の4時までかかった。
だが、驚いたのは、それだけ自分の集中力が続いたということである。
人間の脳は、形だけを見て作業をするのに、比較的向いているようである。
ジグソーパズルが好きな人がいるのもうなずける。

原綴を打ち終えて、今度はそれの翻字作業に入ろうと思ったら、
意外と集中力が続かなかった。
文字の背後に音韻を結び付けようとすると、逆に拒絶反応が出てきた。
再び、人間の脳は、形だけを見て作業をするのに向いている、と思った。
幸い、当時もすでに、翻字ソフトはインターネット上にあったので、
それで一瞬にして翻字できた。
聞こえたままのカタカナ歌詞と、翻字とが割と一致して、うれしかった。
ジグソーパズル同様、出来上がり感が出るというのは大きなモチベーションになる。

2015年くらいにアムハラ語がGoogle翻訳に出るようになったが、
当初は、全然翻訳機として役に立たなかった。
言語判別さえできなかった。文字がこんなに特徴的なのに。
2018年の今、アムハラ語の歌詞をコピペして翻訳してみると、
まだ、翻訳しきれない部分は出るが、
それでもあちこち意味が通る箇所が出てくる。
DクラスからBクラスに昇格。

昔は中西印刷さんも、形だけをたよりに活字を組んでおられたのだろうか。
大変な作業だったと思う。
今、形だけをたよりに打った言葉を検索エンジンに入れて検索すると、
普通にアムハラ語のホームページや動画がたくさんヒットしてくる。

言語の知識がなくても、形だけをたよりにキーボード操作できる技能?
というか根気があれば、いろいろ世界が開けてくる時代になったと思う。
そういうマニアックなジャンルが存在しても、おかしくないのでは
ないだろうか。

20180629 S.Manabe記