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小玉スイカ種からの栽培(3年目) 2016年

種からの栽培
今年は種からの栽培です。 ホームセンターで買ってきたサカタのタネの(紅こだまスイカ種)7粒入

今年は種からと市販の苗からとの栽培で比較していきます。

種からの栽培 市販の苗からの栽培
1週目 種まき
4/15
7粒入りと表示されていたが9粒入っていた。 種まき用土も購入。 種まき用土が入ったポットに9粒の種を植える。
4/20
土が乾かないよう新聞紙を塗らしてポットにかぶせる。
2週目 発芽
4/27
植えて12日目で1つめの発芽。
種からの栽培 市販の苗からの栽培
3週目 双葉
5/1
双葉が出て成長しています。
5/2 温度調整
17日目になるが2個目が発芽しない。ペットボトルにお湯を入れて発芽適温25℃以上になるよう温度調整。 
※発芽したポットだけ灰色で他は透明のポットだった事が気になり、1個だけ赤いポットに植え直してみる。
4週目 4個発芽
5/8
種11個中4個が発芽。この4株を栽培することになる。他7個は発芽しませんでした。土をほじくってみると種が腐っていました。
※温度の低さに問題があったのかもしれません。早くに温度の調整に神経を使えばまだ多く発芽した可能性が高かったかもしれません。
5週目 本葉1枚目
5/13
最初に発芽した株から本葉が順調に成長し大きくなってきている。
本葉2枚目
5/19
2枚目の本葉が出てくる。気温も高くなってきたので昼間は外に出す。
6週目 本葉3枚目
5/24
苗らしくなってきました。暖かくなってきたので夜は家の中に置いていたのを小屋に移動する。
7週目 定植(市販の苗)
5/29
雨対策に畝を作る 市販の苗2株を定植してマルチを敷く。その上にビニールを張って温度を下げないようにする。
5/31 本葉4枚目
4枚目の本葉も出てきて、あと1週間程度で定植できそうです。発芽が遅かった3株の方の定植はまだ先になりそう。
種からの栽培 市販の苗からの栽培
8週目 定植 定植から13日目
6/6
種から栽培し発芽から約40日目の2株(写真前列)を定植しました。 赤小玉スイカのツルが地面をはうように伸びてきました。
9週目 全株定植完了 赤小玉 紅しずく
6/11
遅い時期ですが残りの2株定植。これで市販の苗2株含め全6株の定植完了。 紅しずくより赤小玉(別名:失敗しにくいスイカの苗)の方が成長が早いです。毎年この赤小玉は安定しています。
10週目 雨水
6/17
畝の効果で雨水を畝の端に逃がす事ができています。
6/18 開花(紅しずく)
赤小玉より少し成長が遅かった紅しずくに今年早くも開花。 去年より3日早いです。
6/19 親ヅル摘芯
子ヅルの成長を促すために親ヅルを敵芯しました。
11週目 成花
6/24
成花が咲きました。 時期も去年と同じぐらいです。
6/27 親ヅル摘芯 ツルの成長 追肥
種からの方も葉が6枚以上に増えたので摘芯しました。ただ敵芯の意味が疑問なので種からの方は4株中2株は敵芯しないで栽培してみます。 市販の方は早くもビニールからはみ出し、草勢も良く順調です。 成り花も咲きだしたので6株とも全体的に追肥しました。
種からの栽培 市販の苗からの栽培
12週目 開花 ツルの成長
7/5
種からの方も市販苗より半月以上遅れてやっと開花しました。 草勢も市販苗に大分追いついてきました。
13週目 成花 成長が遅れ
7/12
種からの方も市販苗より20日程遅れて成花が出てきました。 種栽培の4株中1株はポットの時から茎にキズがあり成長が遅いです。
14週目 草勢 着果 着果 目印
7/20
草勢も良くツルに勢いが出てきました。 朝は雄花を成花に受粉させるのが日課になってきました。 紅しずくと赤小玉の苗から3玉着果したのを確認。 夕方は着果した場所に収穫時期が分るよう目印を付けるのが日課です。
15週目 着果 紅しずく
7/26
市販苗より1週間程遅れて着果2個確認。 ソフトボール位の大きさに成長しています。市販苗8個の着果を確認。
種からの栽培 市販の苗からの栽培
16週目 栽培状況 病気(紅しずく) キズ(紅しずく)
8/1
種栽培の4株中2株は元気なのですが、残り2株は草勢が弱くツルに元気がないです。ツル枯病っぽいです。 ツル2本が枯れてきて病気の可能性があるので、他のツルにうつらないよう切り取りました。スイカも1本着果してたので残念です。 スイカの表面にキズが何ヶ所か見られます。カラスの被害だと思われるが、はっきりとした原因は不明。
8/4
草勢 スイカの成長(紅こだま・種栽培) 紅しずく
写真奥の4株の草勢は良いですが、手前2株のツルはか細いです。 現時点で種栽培一番の大きさのスイカです。 収穫時の大きさになってきました。
17週目 着果 スイカの成長(紅こだま・種栽培) 紅しずく 市販苗の着果数
8/11
4株合わせて15玉近くの着果を確認。 1週間前より少し大きくなっています。 あと10日程で今年初収穫できそうです。  紅しずく4個、赤こだま(失敗しにくい)約10個着果確認。種栽培と合わせて6株合計で約30個着果確認。今年は去年より1週間ほど着果が遅い。
18週目 種栽培の方の全体写真 市販苗栽培からの方の全体写真
8/18
市販苗は茎回りの草勢が良くまだ青々しているが、種栽培の方は茎の中心辺りの葉が枯れかかり薄くなってきています。接木の市販苗を購入しているのが大きいのかもしれません。 ※接木苗〜病気に強く生育旺盛な台木を利用した苗で、連作障害になりにくく普通苗より栽培しやすい。
19週目 割れ物 スイカの成長(紅こだま・種栽培) 今年初収穫(紅しずく)
8/23
割れてしまっていました。前日の雨続きが原因かもしれません。 種栽培初収穫まであと1週間程ってところです。 着果確認から34日目+受粉から着果までの2〜4日分を含めて理想収穫時期37日目前後なので収穫。重さ3.2キロ。今年初なのでドキドキしながら切ると丁度食べ頃の状態でした。見た目と甘みが去年の紅こだま「多分このスイカと同じ紅しずく」と同じ感じで、味も良く凄く美味しかったです。
20週目 失敗しにくい赤小玉収穫
8/27
着果確認から34日目で収穫。まだ少し硬く赤みも弱い感じがします。ほとんど種も白いです。収穫が早かったかもしれません。 重さ2.1キロ。
8/29 種からの栽培(紅こだま)初収穫。
遂に種栽培からのスイカを収穫しました。着果確認後34日目。重さ2キロ。 切って見ると赤小玉と同じように少し早かったようです。味は市販苗より甘みがなく味も落ちますが、でも十分おいしく食べれました。 右のスイカは昨日の雨の影響か、割れてしまったスイカです。着果から20日程経っていました。 写真のように比べて見ると外側は白くまだ熟していないです。中心は少し腐っている状態でした。。
種からの栽培 市販の苗からの栽培
21週目 1日で5玉収穫(写真では4玉)
9/4
紅こだま(種栽培)4玉と赤小玉1玉収穫。1.3キロ〜2.7キロ。
9/5 余り大きくならなかったスイカ
2玉合わせても1.6キロにしかならないスイカを収穫。着果確認後35日で収穫ですが少し熟し過ぎです。小さいスイカは熟すのが早いようです。
22週目 今年の収穫終了
9/12
種栽培スイカは1キロ以上を9玉収穫で1キロ未満を10玉近く収穫。 左から赤小玉・紅こだま(種からの栽培)・紅しずく。 赤小玉と紅こだまは球体形で紅しずくはやや楕円形です。 赤小玉は黒の縞模様が強く、表面全体の色合いが濃いです。
種栽培スイカ(紅こだま) 紅しずく(市販苗)
データ 種9粒からの発芽数=4個 ※常時25℃をキープできればもっと高い確率で発芽したかもしれません。4月でその温度をキープするのが課題です。
1キロ以上の収穫量(苗4株合わせての合計。1株は収穫0)=9玉 ※1キロ未満も約10玉近く収穫。
2キロ以上の良質な物=2玉(最高2キロ)
重さ     =1.2キロ〜2キロ
初収穫   =8月29日 ※成長が遅かったので初収穫も遅めです。
最後の収穫=9月9日  ※成長が遅かったので収穫が延びます。
収穫量(1キロ以上) =5玉
2キロ以上の良質な物=5玉   ※収穫した全てが2キロ以上
重さ     =2.3キロ〜3.2キロ ※5玉中4玉が2.7キロ以上
初収穫   =8月23日 ※5玉中4玉が8月内に収穫。
最後の収穫=9月9日  ※1玉だけ収穫が遅れ、そのスイカは この品種の中では最も小さい2.3キロ。甘みも少し弱かったです。
評価 大きさ =小 ※市販苗より成長が遅かったためか、全体的に小ぶりです。
甘さ  =低〜中 ※市販苗より甘みも美味しさも劣ります。
収穫量=中。 ※1キロ未満の物も10玉近く収穫しました。それらも含めると20玉近くの収穫でわりと多いです。
着果確認してからの理想収穫時期=35日前後 ※小さいスイカほど収穫が、それより早まります。
大きさ =大  ※収穫できた全てが2キロ以上と大ぶりのスイカです。
甘さ  =大  ※甘みがあり凄くおいしいスイカです。
収穫量 =少 ※1株からの着果数は少ないが、着果すると収穫できる確立が高い。また、まとまった時期に着果するので収穫も同じ時期に集中。
着果確認してからの理想収穫時期=34日前後 
失敗しにくい赤小玉(市販苗)
データ 収穫量(1キロ以上) =9玉
2キロ以上の良質な物=6玉
重さ     =1.2キロ〜2.8キロ
初収穫   =8月27日 ※去年と変わらない時期での初収穫でした。
最後の収穫=9月11日 ※この品種は収穫時期がバラバラです。。
評価 大きさ =小〜大 ※大きさにバラつきも最も多いです。
甘さ  =中 ※可もなく不可もない感じです。去年より甘みがないように感じますが、十分美味しく食べられるスイカです。
収穫量=多 ※一株から最も多く収穫ができ、例年通り栽培の失敗がない品種でした。
着果確認してからの理想収穫時期=36日前後
総 評
 今回は種から(紅こだま)スイカ栽培の挑戦でしたが、市販のような立派な苗に育てるのは難しく定植の時期も遅れてしまいましたが、小さいのも含めて約20玉収穫でき2キロクラスの物も2玉収穫することができました。美味しさは市販苗から栽培した方に比べたら落ちます。手間暇や味の事を考えると、育てやすい市販苗からのの方が多少苗の値段が高くても栽培する価値があります。
 
 その市販苗の方は大体去年と同じ収穫量でした。甘みは去年のような感動する事はありませんでした。今年は全体的に去年ほど甘みがなく、大きさも去年は4キロ以上の物も数玉取れ最大5キロのスイカも収穫できました。今年は3.2キロが最大でした。春先に牛糞の堆肥を畑に施しまいたが、それも関係あるのかもしれません。

 それでも(紅しずく)は美味しいスイカでした。収穫量が少ないのが難点です。このスイカの特徴からして去年(紅こだま)だと思って育てていたのは(紅しずく)の間違いだと思っています。
 (失敗しにくい赤小玉)の方はほぼ去年と同じ結果でした。収穫量も多く栽培しやすいので小玉スイカの中では一番ノーマルな品種だと思います。

 今年もトータル1キロ以上23玉、2キロ以上13玉で去年と同じくらい多く収穫でき、目標の種栽培からの方も小粒物も含め20玉と2キロクラスも2玉収穫する事ができ一応 目標は達成できたと思っています。

 これで2016年のスイカ栽培の記録は終了です。
市販苗からの栽培
今年も失敗しにくいスイカの苗こと(赤小玉スイカ:写真右)と(紅しずく:写真左)の2個のスイカ苗をホームセンターから購入。
※去年と同じように(紅こだま)を買うつもりでしたが売ってなかったので(紅しずく)を買いました。もしかすると去年(紅こだま)だと思っていたのは(紅しずく)だった可能性があります。
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