京都発達研究会
2018/10/26更新 京都市左京区田中玄京町76 山本喜久子宅
075-702-6705 (FAX兼用) メール mymmt6419776543@gmail.com
年会費 1000円
[活動の目的]
京都発達研究会は、京都の地に根ざして、人間の発達について研究を深めることを目的 としています。胎生期から乳幼児期、学童期、青年期は、人間として成長・発達すること において大切な内容が形成される時期です。そして、成人し仕事や育児など社会的活動に 取り組みながら高齢期に至ることも、人間を生涯にわたって発達し続ける存在として捉え るうえで大事な過程です。そのため、社会の情勢や保育・教育・子育ての実情をとらえな がら、理論と実践を結び、研究を深め、その成果を私たち自身の発達や社会の発展につな げていくことを目指しています。具体的な活動としては、発達や保育に関する講座および 学習会の開催、事例を通じた発達保障の学習と発達診断技術の向上を目的とした発達診断 事例検討会等をおこなっています。年に何度か、一般の方に向けた講演会なども開催して います。また、保護者支援として、保育園での発達相談や子育てサークルなどの相談会に 参加をしています。会員は、発達研究に携わる研究者や教員、保育士、施設職員、発達相 談員、保健師などです。なお、保育園で行っている発達相談事業は、長年の実践に対して 2008年9月、日本応用心理学会大75回大会において実践報告部門での学会賞を受賞いたし ました。 [結成年度] 2003年9月23日 |
京都発達研究会の取り組み
<年齢・年代ごとの取り組み>
*乳幼児部会 *学童・青年期部会 *高齢者部会
<発達診断技術の向上を目指した取り組み>
*発達診断事例検討会
*発達診断基礎講座
<その他>
*全体学習会
*発達相談部門(保育園にて実施)
*ニュース発行(年3回)
*2019年度総会・記念講演*
2019年7月14日(日) 13:15〜16:00(開場12:45)
総会 13:15〜13:45頃
記念講演 14:00〜16:00
資料代:会員100円、会員外400円
会場:京都府立大学稲盛記念会館102教室
記念講演 『多様性がいきるインクルーシブ保育』
支援の必要な子どもが排除されないクラスとは?
場面の切り替えが難しい子ども、絵に苦手意識をもつ子どもをどう理解するか、など、保育者が悩むことが多い問題を、巡回相談活動のなかで保育者とともに考えてこられました。「みんなが同じ」を前提としない、仲間意識が育つ保育について、実践者でも相談員の立場からも「目からウロコ」のお話が聞けると思います。
講師 浜谷 直人先生(元首都大学東京名誉教授)
浜谷直人(編著)2013 仲間とともに自己肯定感が育つ保育:安心のなかで挑戦する子どもたち かもがわ出版
浜谷直人・五十嵐元子・芦澤清音 2013 特別支援対象児が在籍するクラスがインクルーシブになる過程:排除する子ども集団の変容に着目して 保育学研究 第51巻3号 45-56
浜谷直人・江藤咲愛 2015 場面の切り替えから保育を見直す:遊びこむ実践で仲間意識が育つ 新読書社
浜谷直人 2015 描画発達理論を拡張する:子どもの絵の苦手意識と保育実践の関係
心理科学 第36巻第1号 1-9
浜谷直人・三山岳(編著)2016 子どもと保育者によりそう巡回相談:発達がわかる、保育が面白くなる
ミネルヴァ書房
浜谷直人・芦澤清音・五十嵐元子・三山岳 2018 多様性がいきるインクルーシブ保育:対話と活動による豊かな実践に学ぶ ミネルヴァ書房 など多数
*乳幼児部会*
今年度も乳幼児部会は、講演から「学ぶ」、みんなで話して「考える」場を作っていきたいと思っています。今年度からは、服部先生の基礎講座で学ぶ年齢に合わせた時期の子ども達の願いや遊び、生活について考える講演会をしていく予定です。また、ここ数年毎年開催している長崎さんのミニ講演と座談会は、困って見える子どもの姿をどう理解していったらよいか、ということについて皆さんと一緒に考え、話し合いたいと思っています。
普段出会っている子ども達の気持ちにより近く機会が作れたらと思っています。
第1回
講演:発達的視点から見た幼児期前半(1,2歳)の遊びや生活、子育てで大切にしたいこと
講師 星野祥子氏 (宇治市他発達相談員・兵庫大学非常勤講師)
日程 2019年11月24日(日)
時間 13:30〜15:30
参加費 500円
会場 京都府立大学稲盛記念会館2階会議室
第2回
学習懇談会:発達障害の子どもの理解C
行動の奥にある子どもの思いを考える+ 日頃の「困った」「どうしたらいいの?」を語り合おう
講師 長崎純子氏
(児童発達支援事業ぱれっと 施設長)
日程 2020年2月2日(日)
時間 13:30〜15:30
参加費 500円
会場 京都府立大学稲盛記念会館2階会議室
*学童部会*
今年度も『集う・つながる』をテーマに企画・活動いたします。
子どもも大人も「集って楽しむ!」企画として『けん玉ショー&ワークショップ』を秋に予定しています。
そして今年度はもう一つ。講師の先生をお招きして学童期の子ども達の発達やこころについて「学ぶ」企画を開催します。学びのあとは子育てや実践の中で抱えている「これでいいのかな…」「こういう時はどう対応したらよい?」など日頃の揺れや悩みについて、みんなで「あーかな」「こうかも」と知恵と経験をより合う座談会を予定しています。いずれも、詳細は後日ホームページやニュースでお知らせいたします。
第1回
けん玉ワークショップ
日程 2019年11月17日(日)
時間 10:30〜12:00頃
会場 京都府立大学稲盛記念会館2階会議室
※マイけん玉をお持ちの方はご持参ください。
第2回
学童期の発達を学ぶ座談会
日程 2020年2月9日(日)
会場 京都府立大学稲盛記念会館2階会議室
時間 13:30〜15:30
*発達診断事例検討会*(入会が必要)
◆講師 張貞京氏(京都文教短期大学)
<日程>
第1回:2019年12月1日(日)
第2回:2020年2月23日(日)
<場所>
第1回:京都府立大学稲盛記念会館106教室
第2回:未定
開催時間10:30〜16:30(受付10時から)
京都発達研究会では、京都の地に根ざしながら、世界のすべての人びとのための平和と非暴 力を願い、人間の尊厳をまもる発達保障について、実践的・科学的に探究することを目指して
います。その目的のもとに、2003 年度から発達診断事例検討会を行い、発達保障について学んできました。事例検討会の源流は、故・田中杉恵先生に講師をお願いして 2001 年度に開催した 発達診断自主ゼミにあり、そこから数えますと今年で 19 年目になります。
今年度も講師に張貞京先生(京都文教短期大学)をお招きし、会員の皆様からの報告事例を ていねいに検討し深める中で、子どもたちと家族の発達の権利を守るための発達診断について学びます。
発達診断を通じて子どもの発達課題をどのようにとらえたらよいのか、診断を保育・教育実 践にどのように生かしたらよいのか、深く学びたい会員の皆様のご参加をお待ちしています。
◇
参加資格 京都発達研究会会員のみ
(会員外の方は、講座初日に会場で入会手続きをして下さい。年会費1,000円)
◇
受講料 2回一括 5,500円
※申し込みの時点で、参加できない日がある場合は、ご相談下さい。
※学生、院生の方は、受講料の減免を検討します。ご相談下さい。
◇お申し込み方法・締め切り日
お申し込み方法は、2018年度から継続の方で連絡先に変更のない方と、それ以外の方で異なります。
・2018年度から継続の方で、連絡先に変更のない方
受講料の払い込みで、申し込みとして受け付けます。下記口座に受講料を払い込んで下さい。
(払込票に氏名を書き忘れないようにお願いいたします。)
※今年度は発表予定が決まっておりますが、発表のご希望のある方は、川地までご相談下さい。
・それ以外の方:
@ メールもしくは郵送で申込書を提出し、A受講料を払い込んで下さい。
受講料の払い込みをもって、参加申し込み手続きの完了となります。
受講料を払い込まれない場合には、受付取り消しの扱いになりますので、ご注意ください。
払込手数料は、受講者ご自身でご負担いただくようお願いいたします。
なお、払込用紙は、郵便局に備え付けのものをお使い下さい。
郵便局口座番号 00970―0―242093 (お間違いのないようにお願いします)
口座名義 発達診断事例検討会
なお、一旦お払い込みいただいた受講料は原則として返金いたしませんのでご了承下さい。
参加申し込みを受け付けましたら、こちらから受講票をお送りいたします。
9月27日(金)までに受講票が届かない場合は、下記まで至急お問い合わせ下さい。
申し込みの締め切りは、2019年8月30日(土)です。定員は、先着30名です。お早めにお申し込み下さい。なお、締め切り後でも、受講を希望される場合は、下記までお問い合わせ下さい。
<お申し込み先・お問い合わせ先>
〒657−8501 神戸市灘区鶴甲3−11 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 川地亜弥子
電話:078−803−7775 川地研究室
京都発達研究会主催 2019年度発達診断事例検討会申込書
@会員番号 No. ※まだ会員でない方や、番号が不明の方は空欄で結構です。
(ふりがな)
@ お名前 Bご所属
A ご連絡先ご住所 〒
Dお電話番号( ) ― E発達診断の経験 ( あり ・ なし )経験年数 年目
G返信方法 上記住所へ郵送 ・ FAX(番号 )・ E-Mail(アドレス )
*発達診断基礎講座*(入会が必要)
科学的な発達診断学の成果にもとづいた指導を受けながら、発達診断の技法について多様な職種の集団で検討を行うという、他の会にはない貴重な学習講座です。発達診断技術を初めから学びたい方、もう一度学びなおしたい方など、会員のみなさまのご参加をお待ちしています。
今年度は、3年周期の2年目にあたります。例年は、前年度の「乳児期」で学んだことを振り返りながら、幼児期前期〜中期(1歳半ば〜2歳半ば)の子どもの発達を診断する視点と方法について学んできていますが、今年度は大変申し訳ないのですが、4回分の日程調整が困難なため、年内に「前半2回分」を開催し、来年度に「後半2回分」を開催させていただきます。つまり、2019年度は2回のみとなります。
母子保健法で義務づけられている1歳後半児の健診ではどのような視点で子どもの発達をみていく必要があるのかを、発達/心理相談員、保健師、保育士など専門職や大学院生などの参加者と交流しながら考えます。また、育児上のストレスが高まる時期でもあることから、子どもの発達要求をよみとり、支援を求めている姿を見逃さないように、発達を診断するために依拠する理論について学びます。
<日程>
第1回:2019年8月25日(日)
午前 1歳なかば〜2歳なかばごろの発達
午後 1歳半ばごろの子どもの発達診断方法を学ぶ
第2回:2019年11月23日(土祝)
午前 1歳半ばごろの子どもの発達診断の事例検討
午後 2歳なかばごろの子どもの発達診断の方法を学ぶ
<場所>
京都府立大学稲盛記念会館106教室
◇講 師 服部敬子氏(京都府立大学)
時 間 10:30〜16:00(受付10:00から)
受講料 3,000円(一括振込み)
◇参加資格 京都発達研究会会員のみ(会員外の方は入会してください)
◇ @:手続き @郵送で申込用紙を送ってください。
◇ A:講座申込書を郵送後2週間以内に受講料を払い込んでください。
◇ (希望者が多い場合はお断りする場合があります。ご了承ください。)
◇ B:@Aの手続き完了後、受講票をお届けします。
◇ (この講座は会員のみ参加可能です。会員外の方は入会していただくために今年度年会費1000円を含めて4000円の振込みをしてください。会員の方も会費を振り込んで頂いても構いません。受講料の返金は原則としてありませんのでご了承ください。)
◇ 受講料支払方法
郵便局口座番号 14440−46128061(お間違いのないようにお願いします)
口座名義 発達診断研究会
◇ 送付先 〒606-8103 京都市左京区高野西開町34−1高野第1住宅1の301 松浦文子宛て
2019年度 「発達診断:基礎から学ぼう」講座 の申込書
会員番号 a@
(ふりがな)
お名前 ご所属
(ふりがな)
ご連絡先ご住所 〒 ―
お電話番号( ) ― FAX番号 ( ) ―
メールアドレス ★ご記入お願いします。
*グループ別の実技の時の参考にします。正確に書いてください。
発達診断 の 経験( あり ・ なし ) 発達診断経験年数 年目
発達診断を経験されている内容に該当する個所に○をつけてください。(複数も可)
@ 就学前の子 A学童期の子 B発達障害の児・者 Cその他 D未経験
ご質問がありましたらお書きください。
☆ ご不明な点がございましたら、下記連絡先までFAXにてお問い合わせください。申し込み郵送先とは異なるので、ご注意ください。
山本喜久子 FAX 075−702−6705 (16:00〜19:00)
◇ 送付先 〒606-8103 京都市左京区高野西開町34−1高野第1住宅1の301 松浦文子宛て
●ご質問がありましたらお書きください。
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◆京都発達研究会◆
〒606-8522 京都市左京区下鴨半木町1-5
京都府立大学公共政策学部 服部研究室
e-mail : kyoto.deve@gmail.com (研究会専用)
2009年出版
子どもの「困った」を理解する発達を見通した子育てを
A5判 126頁 定価1,260円(本体価格1,200円)
著 者:京都発達研究会 著
山本喜久子(元聖護院保育園主任)
長崎 純子(児童デイサービス和(なかよし)施設長)
山本弥栄子(大阪健康福祉短期大学教員)
株式会社 かもがわ出版 〒602-8119 京都市上京区堀川出水西入 http://www.kamogawa.co.jp/
営業部 TEL:075-432-2868 FAX:075-432-2869 E-mail:books@kamogawa.co.jp
内容
子育てをするのがはじめてのお父さん、お母さん。子どもの行動や気持ちがわからない・・・。
子どもが何で「イヤ、イヤ」「ジブンデッ!」っていうのだろう。この前までできていたことが、
何でできなくなったのだろう・・・など、親は悩みます。子どもの発達を知り、見通しをもてる
ことで、行動や気持ちを理解でき親の不安を少しでも解消できると思います。
また、子育てサークルや保育園、幼稚園にアンケートをして、実際の子育ての様子を知ることで、
保育者にも親の気持ちを届けたいとつくられました。みんなでたのしく子育てしてみませんか
子どもの「困った」理解しよう 京都発達研究会、本を出版
3月3日 京都新聞夕刊より
子育てを支援したいと京都発達研究会が出した本(京都市左京区)
大人にとって「手が焼ける」子どもの行動を心の成長の面から分かりやすく説明する「子どもの『困った』
を理解する−発達を見通した子育てを」を、「京都発達研究会」(事務局・京都市左京区)がこのほど出版した。
ゼロ歳から6歳までの子育てや保育に携わる人へのヒントとなっている。
人の発達を研究する京都発達研究会は2003年9月に発足。研究者や保育士、発達相談員、学童保育関係者
ら約280人が参加し、発達診断の事例検討や学習会、相談活動などに取り組んでいる。実際に子育てに奮闘
中の保護者や保育関係者に届けたいと5年前に計画。佛教大非常勤講師の長崎純子さん、研究会事務局担当の
山本喜久子さん、大阪健康福祉短期大講師の松本弥栄子さんがまとめた。
全6章、A5判128ページ。誕生後、子どもは、生活や遊びの中で、やりたいけれどできない、といった
葛藤(かっとう)を乗り越え、コミュニケーション力や自信をつけていく様子を紹介。発達に応じて現れる
「困った」行動を具体的にあげ、時々の声かけや遊びの大切さも伝えている。
幼稚園や保育園など6団体の協力で約240人が回答した子育てアンケートも収録。「わがままをどこまで聞く
のかわからない」など悩みの一方で子育てに喜びを感じる声も寄せられている。山本喜久子さんは「だだこねは
本当に大変だが、新しい力が育ってきたあかし。子どもは力を蓄えて階段を上がるように成長することを知ってほ
しい」と話している。
かもがわ出版、1260円