祈年祭 (きねんさい・としごいのまつり)
祈年祭の年とは、穀物、特にお米をさす言葉でした。古くは現代のように天気予報等も無く、貿易で安定した食料需給も無く、いつ天災で農作物が被害を受けるか分かりませんでした。資源に限りのある日本では、農作物が実らないことは死活問題だったのです。そこで、私達日本人のご先祖様は神様に農作物が豊かに実ることを祈念したのです。現在、当たり前の様に口にする食べ物に感謝をしつつ、また今年も五穀豊穣であることを祈るお祭りが祈年祭なのです。