2008年10月1日
オアシス、アラン・マッギーも太鼓判「新作はビートルズ並み」

オアシスを世に送り出したことで知られるクリエーション・レコーズの創始者、アラン・マッギーが、バンドの新作に太鼓判を押した。

’93年、グラスゴーのクラブでまだ無名時代の彼らのライヴを見て、契約を決めたマッギー。

今や世界を代表するロック・バンドとなった彼らの最新作『Dig Out Your Soul』について、彼は『ガーディアン』紙の電子版にて、「おそらくこれは彼ら(オアシス)にとって“ラッキー・セブン”アルバムになるんじゃないか? ザ・ビートルズや(ローリング・)ストーンズが、それぞれ『Revolver』と『Beggar’s Banquet』をリリースしたが、あれはどちらも7枚目のアルバムだった。『Dig Out Your Soul』は、一流のソングライティングという点では、どちらの作品にも引けをとらないさ」と絶賛。

「もしくは、(ノエル・ギャラガーの)音楽仲間のポール・ウェラーが、ノエルを刺激して、ブリットポップに見切りをつけさせ、より広い方向へと向かわせたのかもしれないな」と付け加えた。

オアシス待望の7thアルバム『Dig Out Your Soul』は、いよいよ本日10月1日に日本先行発売となる。



2008年10月3日
オアシス、今回のツアーは長めのセット・リスト

オアシスの今回のツアーは、通常より長めのショウのなるそうだ。10月、50人の合唱団と共演するBBCの<Electric Proms>で2時間近くパフォーマンスすると話していたノエル・ギャラガーだが、このスペシャル・イベントだけでなくツアー全体で長いセット・リストを用意しているようだ。

ノエルはXfmでこう話している。「今回は長いセットになる。いい曲がたくさんあるからな。ニュー・アルバムからは6曲やる。それに、みんなが聴きたがってるやつもな。2時間くらいになるだろう。マネジャーがあせって“そりゃ、長すぎる!”って言ってたが、心配する必要ないぜ。彼は来る必要ないんだから!」

オアシスはニュー・アルバム『Dig Out Your Soul』からのトラックを水曜日(10月1日)よりMySpaceにてストリーミングを始めたが、ノエルはこのことについてよく把握していなかったらしい。BBC 6ミュージックでこう話している。「今日、新聞読むまで知らなかった。こういうことについて、意見は持ってない。俺は関与してないからな。みんな、MySpaceでストリーミングしようとしてるって? グッド・ラックってとこだな。俺の知らない専門用語がいっぱい書かれたテキストを(携帯に)受け取ったよ。“なんだかわからないけど…、そうだ!”って答えといた」

オアシスの7枚目のアルバム『Dig Out Your Soul』は10月6日リリース(英国)。日本盤はすでに水曜日(10月1日)先行発売されている。




2008年10月6日
オアシス、サイケデリックな新作を語る

UKロック・シーンが誇る現代の最重要バンド、オアシスが遂にニューアルバムをリリースした。 

通算7枚目となる今作『Dig Out Your Soul』では、全体を通してサイケデリックなサウンドが繰り広げられている。

「この方向性は決して意図的ではなかった。いろいろなサウンドを試しながら作っていったんだ」とノエル・ギャラガーは振り返った。「でもプロデューサーのデイヴが、サイケデリックな方向に行きたがってね。彼の影響が強かったけど、それは同時にバンドの意向でもあったんだよ」。

前作に引き続き、今回もメンバー全員が曲作りに参加。フロントマンのリアム・ギャラガーは、全11曲中3曲を手掛けたという。

「3曲も入れば十分だよ」とリアム。「たくさん曲を作って、完成したのもあれば途中で放り出した曲もある。でも完成するのは良い曲なんだ」。

このアルバムを聴いて、ノエルはファンに「世界最高のバンドと言わせたい」そうだ。

「誰よりも正直だし、魂のこもったアルバムを作ることが出来るバンドさ。でも誰が何と言おうが関係ないけどな」とノエルは述べた。

「大事なのは俺たち自身がどう思うかだろ。俺は傑作だと思っている。買ってくれたって良いし、嫌ならほかを選べば良いさ。大したことじゃないよ」。

10月4日(土)初回放送の 「MTV WEEKEND NEWS」 では、オアシスを大特集。ギャラガー兄弟はもちろん、ゲムとアンディのインタビューもお届けする。お見逃しなく!■




2008年10月13日
ノエル「オアシスの解散を考えていた」

オアシスのノエル・ギャラガーが、90年代の終わり、バンドの解散を考えたことがあると明かした。ゲム・アーチャー(G)とアンディ・ベル(B)という新しいメンバーが加入し、考えを改めたそうだ。

ノエルはBBC 6ミュージックでこう話した。「ボーンヘッド(ポール・アーサーズ/ギター)とギグジー(ポール・マクギーガン/ベース)が辞めたとき、“これで終わりにして、別の名前でやり直すべきなんじゃないか?”って真剣に話し合ったよ。このことは、ホント深刻に考えてた」

「でも、ゲムとアンディがジョインして、彼らは“何だって? 俺らはオアシスに入りたいんだ! Sweaty Bogeysだか何だかはやだ!”って言ったんだ。“お前ら、そりゃその通りだ!”って感じだったよ」

結果として2人の言葉に救われたものの、その直前はバンドのキャリアにおいてどん底だったようだ。ノエルはこう続けている。「インスピレーションが全く浮かばない時期だった。『Standing On The Shoulder Of Giants』のころだ。弁解するわけじゃないが、クリエーション(・レコーズ)は倒産するし、ボーンヘッドとギグジーは脱退することを考えてた。そのころは、気づいてなかったけどな。バラバラになろうとしてるときに、レコード作ったってんだから、驚きだよ」

ノエルはいま振り返ると、この時期は、長い休暇でも取り自分たちの成功を見つめ直してみるべきだったと考えている。「ネプワース('96年に行なわれた大規模な公演)の後、しばらくスポットライトから遠ざかるべきだったんだ。でも俺ら、注目浴びることに中毒になってたからな。ネプワースが終わって“これから、どうする?”ってなったとき、アホみたいに“来年もやるぜ、今度は5日だ!”なんて調子こいてたが、本当はスポットライトから離れ、長い休みを取って分析する必要があったのさ」

しかしノエルにとって、もはや「すべては歴史の一部」だという。

その壁にぶちあたっていた時期に発表された『Standing On The Shoulder Of Giants』でさえもUKチャートの1位を獲得。新作『Dig Out Your Soul』が今週初登場でトップに輝いたため、オアシスはこれまでリリースした7枚全てのアルバムがNo.1を獲得したことになる。



2008年10月14日
英アルバム・チャート、オアシスの新作が貫禄の初登場1位

英BBC Radio 1の10月12日付アルバム・チャートは、オアシスの7枚目となるニュー・アルバム『Dig Out Your Soul』が初登場で1位となった。アルバムからの1stシングル「The Shock of The Lightning」は先週3位から16位に急降下してしまったものの、アルバムの方は発売当日に約9万枚のセールスを記録するという好調な滑り出しで、きっちり1位をゲットした。もはやベテランの域に達した彼らだが、UKでの人気は今も衰えず、貫禄を見せつけた格好といえそう。ちなみに、UKでオアシスのオリジナル・アルバムは1st以来全作品が1位を獲得している。




2008年10月20日
ローリングストーンカフェ、一夜限りの<oasis-NIGHT>

ローリングストーン日本版11月号の表紙をオアシスが飾ったことを祝い、ローリングストーンカフェでは一夜限りの<oasis-NIGHT>を開催するという。

日程は2008年10月20日(月)、この日のローリングストーンカフェ(東京都港区六本木5-10-25六本木ゼルコート3F)は、オアシスファンはもちろんのこと、UKミュージックファンがビールを片手に歌って、踊って、楽しめるような気軽なイベント<oasis-NIGHT>を開催、ローリングストーンカフェの食事ともに、オアシスのライブ映像や楽曲はもちろんのこと、イベント後半はDJプレイも楽しんで欲しいとのことだ。




2008年10月22日
オアシス、年末超大作映画『K-20 怪人二十面相・伝』主題歌に決定!

 2008年10月1日にリリースされ現在大ヒットを記録しているオアシスのニュー・アルバム『ディグ・アウト・ユア・ソウル』。そのリード・トラック「ショック・オブ・ザ・ライトニング」が12月20日公開予定の超大作映画、『K-20 怪人二十面相・伝』(製作:「K-20」製作委員会、配給:東宝)の主題歌に決定。それにともない、アルバムからの1stシングルとして「ショック・オブ・ザ・ライトニング」が11月26日にリリースされることになりました。オアシスの歴史上初めてとなるワンコイン・シングル、税込500円での販売を予定。音楽ファンだけでなく映画ファンにも手に取りやすい低価格でのリリースとなります。




2008年10月27日
オアシスのツアー、記録的なチケットの売り上げ

オアシスが2009年夏、UK/アイルランドでスタジアム・ツアーを行なうが、そのチケットが記録的なセールスを上げた。5時間で50万枚を売り上げたという。

マンチェスター(2公演)、サンダーランド、カーディフ、エジンバラ、ダブリン、ロンドン(2公演)のチケットが金曜日(10月24日)の午前10時に売りに出されたが、バンドのオフィシャル・サイト(Oasisinet.com)によると、午後3時までには50万枚のチケットが売れたという。現在、アリーナ・ツアーが行なわれている最中であることを考えると、驚異的な数字だ。

これを受け、サイト(Oasisinet.com)ではさらなる追加公演の情報が続々とアップされている。現在までにマンチェスター、ロンドンの3日目、そして新たにコベントリーでのパフォーマンスが発表された。コベントリーでは、地元出身のジ・エネミーがサポートを務めるという。これでバンドは、7都市で11公演を行なうことになった。スタジアム・ツアーは6月4日にマンチェスターでスタート、7月12日のロンドン・ウェンブリー・スタジアムで終了する予定。

オアシス関連ニュースとして、9月、カナダのフェスティヴァルで起きたノエル・ギャラガー襲撃事件の公判が延期されたそうだ。オンタリオ在住のダニエル・サリバン(47歳)が暴行の疑いで先週(10月24日)裁判所へ出廷することになっていたものの、Gigwiseによると理由は不明だが、11月25日に延期されたという。




2008年10月30日
ノエル「リアムが逮捕されたら、ソロに専念できる」

オアシスのノエル・ギャラガーが、噂されるソロ・アルバムについて語った。いずれリリースされるのは間違いないようだ。「遅かれ早かれやるよ。遅いよりは早いほうがいい」と話している。

それがいつ実現するかについて、ノエルはBillboard.comのインタヴューでこう冗談を飛ばしたそうだ。「早いとこ、リアムが逮捕でもされないかって願ってんだ。そしたら、(ソロ・アルバムを)完成できるだろ」

とはいえ、ノエルはオアシスの活動もおろそかにしていない。数週間前に新作『Dig Out Your Soul』をリリースしたばかりだというのに、すでに次のアルバムのため曲をいくつか書き上げているそうだ。新曲は最新アルバム『Dig Out Your Soul』をミクシング中に作ってしまったそうだ。

「I Want To Live In A Dream In My Record Machine」「Come On It's Alright」の2つは、合唱団を使ったサイケデリックの大作で、本来『Dig Out Your Soul』に収録するつもりだったものの「リアムがレコーディングの時間をとれず」実現しなかったそうだ。

しかしながら、オアシスは2009年終わりまでツアーの予定があるといい、バンドの新作もノエルのソロ・アルバムが日の目を見るのはまだ先のこととなりそうだ。




2008年10月31日
ギャラガー兄弟、北アイルランド副首相と対談

オアシスのノエル&リアム・ギャラガー兄弟が、元IRAのリーダーで現北アイルランド福首相のマーティン・マクギネスと北アイルランドの平和問題について話をしたそうだ。正式な席ではない。3人はロンドン発ベルファスト行きの飛行機の中で一緒になったという。

マクギネス福首相のスポークスマンは『Belfast Telegraph』紙にこう話している。「マーティンは以前にもギャラガー兄弟と会ったことがあります。ええ、昨日(飛行機の中で)また彼らと話していますよ。彼らは、北アイルランドで何が起きているか興味があり、こちらの状況もよく把握しているようでした」

目撃者の話によると、3者は空港到着後、固く握手を交わし別れたという。オアシスはこの日、公演のためベルファストへ向かっていた。マクギネス福首相のスポークスマンによると、元首相のお気に入りのオアシス・トラックは「Wonderwall」だが、仕事の都合でコンサートへ行く予定はないという。
フライトで彼らを目撃した女性は、こんな感想も…。「リアムのとこへ行って、一緒に写真撮ってもらったわ。いい人だった。でも、思ってより小さかったけど」


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