Hikoma Farm



飛駒マップ

飛駒案内

 飛駒は関東平野の北の端からほんの少しだけ山に入ったところ、標高は約200m、谷が盆地状にちょっと広くなったところです。
 この「飛駒盆地」を取り囲む山々は標高500m前後の低山で、すっきりとした山容の多高山(608m)がそれらの山々の盟主といったところです。彦間川本流の黒沢の谷をずっと遡っていけば標高1169mの熊鷹山、さらには1199mの根本山に至ります。(熊鷹山、根本山への一般的なハイキングコースは桐生市の梅田側と佐野市の作原側が登山口になります。)かなり昔から林業、炭焼きなどで栄えたところのようで、数々の史跡や遺跡があります。

飛駒の里山風景を大切にしていきたい

 土地が小さな盆地状になっていることもあって、田沼の方から道路を遡って飛駒に辿り着くと、ここは平地とは切り離された一つの独立した空間を形成している所だと、もともと他所者である私などは感じます。里山の、自然と人の伝統的な暮らしが一体になった美しさ、心地よさもここにはまだ少しは残されています。飛駒という空間を、里山と伝統的な暮らしと今の暮らしとが美しく調和したところとして整備していければいいのだが、と私たちは考えます。
エナガ  茅葺きの古い民家はもうほとんど無くなってしまいました。道路は年々整備され、道端のゴミは年々増えていきます。古いものをそのまま保存しておく必要はないのでしょうが、新しいものも古いものと調和した美しいものであって欲しいと思います。そして、里山を美しく保ってきた昔からの生活の技を生きた形で受け継いでいきたいものです。
 東京からほど近いところに、ほんの少し山を分け入ると、ぽっかりと北関東の昔からの里山風景が残されている。継承された昔からの技が今の暮らしの中で生きている。そんなところがあったら素敵だと私たちは思うのですが。