はちみつは、どれくらい日持ちするのですか?

正しい保存の仕方をしていただければ、数年もの間、美味しく召し上がれます。

強い殺菌力・抗菌力
 天然のはちみつは、その特徴として、非常に高い糖度(完熟度が高いと80度超も)を持つので、強い殺菌力・抗菌力があります。
 細菌は細胞内の水分を奪われて増殖できず死滅すると言われています。よって、このようなはちみつは、基本的に腐ることがありませんから、数年はおろか数十年でも食べることができます。
 うちにある10年以上も前のはちみつも、さすがに採れたてのはちみつと比べると風味、色、味等は劣りますが、問題なく食べることができます。

はちみつの賞味期限
 前述したように、糖度の高い天然はちみつは何年も日持ちするのですが、やはり、採れてから早く食べた方が美味しく召し上がれると思いますので、 当養蜂園では、賞味期限を2年としています。

年を経ると
 はちみつは、年を経ると香り、風味が弱くなり、色も褐色を帯びてくるようになります。また、はちみつの種類によりますが、ブドウ糖成分により冬季に結晶化します。結晶化は、天然はちみつであれば当たり前のことで、品質には全く影響はありません。
 酒類の様に、年代ものの商品が品質が高く、高価格になることはありませんが、これは、個人の趣向にもよると思われます。例えば、ミカンのはちみつは、採れたては、柑橘系独特の酸味がきつかったりするのですが、年を経るとまろやかになって食べやすくなるということもあります。

保存方法
 直射日光をさけ、水分の少ない乾燥した涼しいところで保管下さい。瓶の口は、水分が入らないようになるべく固く締めて下さい。

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