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ゼブラフィッシュ尾鰭の側線器官の分布

 私たちは「魚の側線」の研究をしています。側線とは、魚が水の流れや振動を感知するための感覚器官で、我々の聴覚器官とよく似た構造をしています。

 側線の感覚受容器は「感丘」と呼ばれるシンプルな構造をしています。感丘は、魚の体の決まった場所に決まったパターンをもって形成されます(左図)。また、魚の成長とともに、体表面積に比例して増加します。

 このような規則正しいパターンはどのように形成されるのでしょうか。側線の組織構築を調べることによって、生物の発生過程における、さまざまな細胞制御の仕組みがわかりつつあります。

科学技術振興機構・さきがけ、国立遺伝学研究所・初期発生研究部門(川上浩一教授研究室)