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生物の体は、複雑な組織が決まった形をとることで機能しています。たとえば、魚の口には、顎を支える骨があり、骨を動かす筋肉があり、筋肉を支配する運動神経や、口の周りの感覚神経があります(図1)。これらのどれかひとつでも欠けると、口を動かすことができず、餌を食べることができません。このような複雑な組織はどのような仕組みでつくられるのでしょうか。
私たちは、ゼブラフィッシュを用いて、生物の形づくりの仕組みを研究しています。ゼブラフィッシュはメダカと同じくらいの大きさの熱帯魚です。胚や皮膚が透明であることから、GFP(緑色蛍光タンパク質)などを利用して細胞を標識し、体の構造を詳しく調べることができます。
キーワード
発生生物学, パターン形成,
骨, 側線神経, ウロコ,
ゼブラフィッシュ
北里大学 一般教育部
自然科学教育センター(生物学)
図1 ゼブラフィッシュ孵化胚の頭部(蛍光染色)
ゼブラフィッシュ(成魚)