'11.09.02 更新

 

故・片山慶次郎

 観世流能楽師職分。8世片山家当主故片山博通と京舞井上流4世家元故井上

 八千代(井上愛子)の次男として生まれる。幼少より、父及び故杉浦義朗に

 指導を受け、4歳にて初舞台。以後子方の舞台を数多く勤め、長じては

 故観世雅雪、寿夫に師事。自らの能の追及と、現代に生きる能を探って、

 「能にしたしむ会」を主宰。また兄である9世片山九郎右衛門(現・幽雪)を

 補佐、同門の育成に当たる一方、長年にわたって能楽協会京都支部長や京都

 能楽会理事長として、一般、殊に若い世代への能の理解と普及に力を注いで

 きた。

 その他執筆活動も行い、著書に「博通望憶」「四世井上八千代芸話」

 「なんとのうえぇ 慶次郎雑談」などがある。

 平成3年「京都市芸術文化協会賞」、平成9年「京都府文化賞功労賞」、

 平成16年「京都市芸術功労賞」を受賞。

 平成18年秋の叙勲にて、「旭日雙光章」を受章。

 また同年「第28回観世寿夫記念法政大学能楽賞」を受賞。

 平成22年8月17日、一年間の闘病の末、胃がんにて逝去。享年77歳。

 戒名 瑞法院幽心日慶居士

     昭和7年生
     同志社大学文学部文化学科美学及び芸術学専攻卒

片山 伸吾

 観世流能楽師準職分。幼少より、父慶次郎及び人間国宝片山幽雪に稽古を

 受ける。昭和47年、3歳の時、仕舞「鶴亀」にて初舞台。

 昭和51年、能「岩船」にて初シテを勤める。以来「石橋」「乱」「道成寺」

 「望月」「三輪・白式神神楽」等を披く。

 能を始めとした古典芸能全般の勉強会『花習塾』を主宰し、『Noh-Live』や

 『紬の会』など様々な催しを企画する。また海外においても公演のみならず、

 ワークショップにも携わり、内外問わず能の普及に努める。

 映画「宋家の三姉妹(平成11年日本公開)」や舞台「カタストロフィ」

 「源平の風」等に出演。中村芝雀や市川右近といった歌舞伎役者とも共演する

 など、積極的に異分野との融合を行う。

 祖母は京舞井上流先代4世家元の故井上八千代(井上愛子)。現5世八千代は

 いとこにあたる。

 平成19年度京都府文化賞奨励賞、平成22年度京都市芸術新人賞受賞。

     昭和43年生(43歳)
     同志社大学文学部文化学科美学及び芸術学専攻卒
     社団法人 日本能楽会(重要無形文化財総合認定)会員
     公益社団法人 能楽協会 京都支部常議員(教育特別委員を兼務)
     公益社団法人 京都観世会 理事
     京都能楽会 理事
     公益財団法人 片山家能楽・京舞保存財団 評議員
     京都大学観世会 講師
     T.T.T.(トラディショナル・シアター・トレーニング)講師
     京都創生座座長・プロジェクトチームメンバー

イラスト・オガワツヨシ