低融合金鋳造を用いたキーホルダーの製作
1. 使用した材料・部品など
材料及び部品等 | 個数 |
低融合金(約50g,Sn・Bi) 型取りシート(t3×75×200mm) 固定板(t12×100×200mm) キーホルダー(スナップ型) トラスビス+(M4×30ミリ) 蝶ナット(M4) 溶解ナベ |
2 1 1 1 4 4 1 |
低融合金と溶解ナベ
2.1 行程ごとの製作時間数
行 程 | 大学生 | 中学生(想定) |
1. デザイン 2. 準備 3. 鋳型製作 4. 鋳型組立(鋳込み) 5. 整形・仕上げ 6. キーホルダーの取り付け |
90分×2時間 90分×0.5時間 90分×0.5時間 90分×1時間 90分×0.7時間 90分×0.3時間 |
50分×2時間 50分×1時間 50分×1時間 50分×1時間 50分×1時間 50分×0.3時間 |
2.2 製作手順の写真
3. 教材としての長所
1.低融合金を使用しているので,自分の構想と違う作品に仕上がったときは鋳型を修正してもう一度トライでき,失敗がない。(何度でも繰り返しトライできる。) 2.デザインを自分でオリジナルのものができるので,できあがったものに愛着がもてる。 3.鋳造という,同じ金属製品を大量生産するときに用いる工法を知ることができ体験できる。 |
4. 製作における難点
○製作中に解りづらかったところ,難しかったところ ・ デザインでどのくらい細かいものまで鋳造できるかが不安だった。 ・ 鋳型製作で文字を彫る時に見た目とは逆に文字を彫らなければならない。 ○生徒に作らせるときの注意点 ・ 鋳込みの時に高温の湯を身体に触れさせないように注意しなければならない。 ・ 準備の部品加工の時に刃物を扱うので使い方と安全面での説明をする必要がある。 ・ 整形の時に金属のバリで怪我をしないように気をつけなければならない。 |
5. 改良点等
・ 凹凸のある作品を作る説明をもっと詳しくすると良いと思われる。 ・ デザイン例が説明書に載っていると生徒がまねをして,生徒それぞれのオリジナリティーを出せなくなるのではないかと思われるので,デザイン例はない方がいい。 |
製作例