5.トラブルとその解決法

 

実例の前に・・・

わたくしのOS環境は WINDOWS Me を使用しております(今更、ですか? でも、メモリーが128MしかないのでXpではパワー不足ではないかと判断したのです。インストールも面倒ですし)。

他のOSの方は参考になりません。えっ? 誰も参考にしない? まあ、そう言わずに・・・。

 

 

 

 

 

トラブル ケース1 えっ? 何これ? ダイアログボックスが変・・・。ああ、文字化けってヤツだ。

 

 

某日(08/05/2002 前後)。

ウインドウ バーのダイアログボックスの[□] (全画面表示) ボタン、[×] (閉じる) ボタンが文字化けを起こしておりました。

[□]、[×]が、小さな数字に入れ替わっていたのです。(0と1だったかな?)

当然のことですが違和感がバシバシ伝わってきました。つまり・・・。

 

「・・・使いづらい。」

 

と、言う訳で、ダイアログボックスの文字化け解消に乗り出したわけです。

 

 

解消までの道程

 

 

アプリケーションから、フォルダまで全部のダイアログボックスが文字化けしていたので、「これは、ソフトではなく、OS関係のエラーだな」と、見当をつけました。

まず、OSを再起動してみました。

でも、文字化け解消には至りませんでした。

仕方がないので、スキャンデスクを使用・・・しようと思ったのですが(ダジャレではありません)

「それよりも、ネットで調べてみよう」と思い立ち、ブラウザを起動させました(ちなみに、ほぼNetscape7.0を使用しております。タブを使えるのは(ちょっと)便利です。このホームページはIE表示していますが)

 

見当をつけていたので、つながりを考えると、マイクロソフトのサポートサイトを使用するのが定石ですが、今回は、ホームページを活用してみました。

まず、検索ボックスで「ダイアログボックス 文字化け」を検索しますと。

ありました。

じゃんじゃんありました。2000件ぐらい。

ありすぎなので絞り込み検索をしました。「Windows」で絞り込みました。500件ほど減ったけれど、まだ多すぎました。

けれども、検索できそうな他の言葉が思い浮かばなかったので、丹念にホームページを見てみました。

 

すると、ありました、解決法が。

 

えーと・・・、フォントキャッシュファイルが原因。破壊されている? ふむふむ・・・。

Safe モード起動して、TtfCacheファイル削除

再起動 Windows ディレクトリ内に自動的に新しい TtfCacheファイル が再構築される・・・か。 それで文字化けが直るんだな。なるほど・・・

 

「よし! やってみよう !!」

 

 

解決法 (ここからは現在形で解説します)

 

以下、ステップ1からステップ4まで、4つの作業工程に分けて説明いたします。

ステップ1 Safeモード起動。

ステップ2 TffCacheファイル検索。

ステップ3 ttfcacheファイル削除。

ステップ4 Windows Me再起動。

 

 

 

ステップ1 Safeモード起動。

 

1.    まず、Windows を再起動します。

2.    Safe モードで起動したいので、スタートアップメニューが表示されるまで、キーボードの [Ctrl] キーを押しつづけます

3.    すると、現れたスタートアップメニューに選択肢があるので、その中から [Safe mode]を選択し、[Enter] キーを押します。

 

すると、見事Safeモードで起動が行われました。

(ステップ1終了)

 

 

次にTffCacheファイルを削除します。

 

そのためには当然、TffCacheファイルを探さなくてはいけません。

 

 

ステップ2 TffCacheファイル検索。

 

このとき、注意しなくてはいけないことがあります。

次の設定を行ってください!!


TffCacheファイル隠し属性のファイル(*)なので、

[設定(S)]-[コントロールパネル(C)] (または、フォルダのツール(T)メニュー)  - [フォルダオプション] の [表示 ] タブ -[ファイルの表示] の項目で、

[すべてのファイルを表示] を選択してください。

選択しないと検索結果で表示されません。

 

(*)とは、削除されるとOSが不安定− 起動出来なくなる等の不具合が起きる −になるので、間違って削除しないようにユーザーには見えないように初期設定されているファイル(実際には存在している)です。なので、終わった後、設定を元に戻すことをお勧めします。

 

下準備が出来たところで TffCacheファイル を探します。

 

 

1.[スタート] ボタン-[検索(C]-[ファイルやフォルダ(F] (または、フォルダの[標準のボタン(S)]にある検索)をクリックしてください。 [検索結果] ウィンドウが表示されます。

 

2.その内の[ファイルまたはフォルダの名前(M] のテキストボックスに「TTFCACHE」と入力します。

3.[探す場所(L]のリストボックスには Windows がインストールされているハードディスクドライブ (ほとんどの人がCドライブでしょう) を選択して、[検索開始(S) ] ボタンをクリックします。 多分、マイコンピュータを選択して調べても結果は同じでしょう。

 

すると、検索結果に、ttfcacheファイルが現れます。

(ステップ2終了)

 

 

ステップ3 ttfcacheファイル削除

 

検索された ttfCache ファイルのファイル名の上で右クリックし、表示されたメニューから [削除] をクリックします。
削除の確認のメッセージが表示された場合は、[はい] ボタンをクリックします。

(ステップ3終了)

 

 

ステップ4 Windows Me再起動

 

スタート]ボタン-[Windowsの終了(U)]をクリック、再起動を選択すると、WindowsMeが再起動します。(説明する必要はないか)

以上の操作で Windows ディレクトリ内に自動的に新しい TTFCACHEファイル再構築されます。

 

作業はこれで終わりです。

 

 

結果 果たして、実際に、ダイアログボックスの文字化け はどうなったのでしょうか? お教えしましょう。緊張の一瞬です。

 

ガリガリガリガリ(ハードディスクが動く音)・・・。 ガガガガガ(ツールバーが現れる)・・・。 グッグッグッグッ(ディスクトップアイコンが表示される)・・・・・・(いつものデスクトップ画面が全て表示される)。 ・・・。 カチ カチッ(デスクトップにある適当なフォルダアイコンを素早くクリック! クリック!)、ガルガルガルガルガル(フォルダが開かれる)・・・。

 

「よし!」(私の声)

 

これで 

 

トラブル ケース1 えっ? 何これ? ダイアログボックスが変。ああ、文字化けってヤツだ。」

 

は終了です。

 

えっ? 「終了 ではなく、解消 でしょ。」 ですって? ええ、そうです。解消です。見事、見慣れたダイアログボックスに戻りました。めでたし、めでたし。 です!

 

それでは、(唐突に)今回はこれまで。次回にお会いしましょう(トラブルは起きて欲しくないから、違うコーナーでお会いしましょう)。

 

TOPページに戻る