次に,震災からの復旧・復興についてお伺い致します。
まず,道路・港湾等の復旧・復興についてであります。
今回の震災では,道路,港湾など社会資本がかなりのダメージを受けました。震災当初の被害見込み額は,県土木部関係公共施設だけでも,およそ630億円と言われており,復旧には,かなりの時間と費用を要するものと思われます,しかしながら,明日の茨城づくりを考えるうえで,できる限り早く,その期待に応える復旧・復興が望まれます。
さて,先日,私は,我がいばらき自民党の有志で,同じく被災県である宮城県の被災地並びに宮城県庁に御見舞と復旧状況についての調査のためお伺い致しました。その際,これからの復興計画を立てるに当たり,「減災や将来のまちづくりを考慮して進めてまいりたい」,とのことでございました。
本県でも,単に従前の状態に戻すだけの復旧ではなく,将来の成長も考慮し,さらには,非常に重要である,特に沿岸地域に対しては,減災の発想も取り入れた復旧・復興計画が重要であると考えます。
そこで,今回の東日本大震災の発災による全体の被害状況,そして現在の復旧状況さらには今後の見通し並びに県として,どのような方針で復旧・復興に取り組んでいるのか土木部長にお伺い致します。
|