講演会の様子

      
                                   受付                            開会の挨拶

    
 「映画史から見た日本の科学映画」の講演     「科学映画を用いる世代間交流事業」の講演    「より良い映像を残すために」の講演


                                 
                   「科学映像館設立の想い〜映像遺産を守り・生かすために〜」の講演


<講演会: 「昭和の科学映像と現代的活用」開催の趣旨>

2次世界大戦後、日本の復興と科学技術振興のために多くの優れた科学短編映画が国の研究機関や民間会社で製作され、学校や地域公民館などで行われる映画会の中で利用されました。それらの映像フイルムをディジタルデータで保存し、インターネットで無料配信している団体があります(NPO科学映像館)。ふくい科学学園では数年前より、この団体から映像の提供を受け、アオッサ実験教室や夏の合宿、また公民館での世代間交流事業に利用しています。25年度は、NPO科学映像館とNPOふくい科学学園との共同で日本郵便年賀寄付金の助成事業(「理科教育推進のための科学教育映画収集・活用ならびに関連する理科実験実施の支援事業」)をおこなっており、その事業プログラムの1つとして上記タイトルの講演会を開催することになりました。昭和時代に製作された素晴らしい映像遺産を現代的に活用していくことは大変意義のあることと考えます。

講演会では,最初、映画史の専門の先生に基調講演をしていただき、次に、ふくい科学学園が実施してきました昭和の科学映画を利用した世代間交流事業を紹介させていただきます。その後、古い映像をよみがえらせる専門技術会社で有名な東京光音社より技術的なお話をしていただき、最後にNPO科学映像館を支える会理事長の久米川先生から、戦後世界的に有名であった科学映画監督“小林米作”の偉業と、小林米作を記念した科学映像館の設立、および現在の科学映像館の活動状況などに関してお話していただきます。久米川先生は骨代謝研究の専門家であり、1977年に“小林米作”と出会い、15年間“小林米作”と一緒に骨に関する優れた世界的な映画を製作されました。 NPO科学映像館は2007年からネット上で映像の無料配信を行っています。現在660本の映像を有しており、これまで延べ250万回映像がネットで再生され、様々な分野で活用されています。その実績から“科学映像館”は日本で唯一の映像アーカイブと評価されています。

講演会の中では、実際に昭和時代の科学映画を映写します。また、ネットで映像を見る方法や活用法に関しても説明いたします。皆様には、是非この講演会にご参加いただき、日本の貴重な映像遺産の価値をご理解いただき、その活用にご協力いただきますようお願い申し上げます。


講演会のビデオが出来ました。YOU TUBE(久米川 正好)で見られます。
科学映像館のホームページより 見ることが出来ます。
是非ご覧下さい。




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