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〜〜〜梅雨入り宣言前日の尾瀬〜〜〜 関東甲信越の殆どのハイカーが一度は踏み入れた経験がある尾瀬ケ原や尾瀬沼。 小生も新潟に転勤で来た30歳位から数え切れない位略毎年訪れ、多いシーズンでは年4回も訪れたこともある。 今回は山歩きとは全く異なる友人を案内した。特に女性2人はそれほど多くの登山経験が無いということで鳩待峠からの尾瀬ケ原ハイキングとするも、登山に不似合いなハイカーが少なくない尾瀬ヶ原とは言え、面々の恰好は一応合格と言うことで鳩待峠を出発。約一時間の下りで山の鼻に向かう。 途中木々の間から観える残雪の至仏山が青空に冴えとても美しい。メンバーも感動の歓声。 階段状の登山路が終わり傾斜もなだらかになり、水芭蕉が観えるようになると山の鼻も近い。 山の鼻でトイレ休憩し東電小屋への分岐路牛首に向かう。青い空、水芭蕉、至仏山、ヒウチ岳、小さな花をゆっくり楽しみながら歩く。ヨッピ橋に向かう木道脇の地塘では“サンショウウオ”が動き回っていた。またタテヤマリンドウやリュウキンカがとても可憐に咲いていた。このように大いに尾瀬ヶ原を楽しみながら歩くうちに東電小屋が見えて来た。 東電小屋でお湯を沸かし、スープやコーヒーで昼食。この体験も山を好きになって頂く第一歩。 たっぷりと休憩した後、ヨッピ橋の分岐まで戻り、竜宮小屋の分岐まで進む、このラインは比較的花が少なく単調な木道歩きになるが、ヒウチ岳や至仏山を左右に観ながら歩ける。 竜宮小屋分岐から一路山の鼻を目指して戻るのだが、牛首分岐に至る途中に尾瀬ケ原を代表するフォトポイントがある。 ここら撮影する至仏山方向の写真は多くのパンフレットによく登場する。 もう数日早く来ていれば水芭蕉の白と緑、せせらぎの青、至仏山の白と黒、そして青空の素晴らしい写真が撮れた筈。 但し、腕とカメラによるが。今日も大きなカメラを抱えたカメラマンが多くカメラを構えていた。 牛首から山の鼻に向かうと、団体、団体、団体とすれ違う。こんな時間に来て何処まで行くのやら、リュック、服装、靴を観ると泊まりとは思えない軽装だ。山の鼻から鳩待峠への登りもこのような団体が幾つも続く。歩く速度がとても遅い団体の後ろには付きたくないので追い越しを掛けながら進む。 鳩待峠に戻ってくると、バス、バス、バス、平日なのにこの数、明日土曜日はどうなることやらと余計な心配をしてしまう。 我々は早々に峠を後にし車を止めてある戸倉の駐車場へ、そして今宵の宿はお気に入りの「梅屋」へ。 「梅屋」は先ず温泉は100%かけ流し(加熱なし)、料理は素朴な山や里に咲く素材が中心だが、フルコース料理を食べているように出してくれる。野暮な海の素材なんか全く無い。本当に身体に優しい料理で冷えた地酒がとても合う。ついでと言っては女将に叱られるが“美人”だ。 終わり |
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2012年 |