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≪紀行文≫ 〜〜まるで宝探しのような、楽しい山歩き、ちょっと危険だけど〜〜 以前テレビ新潟(TeNY)の“山人”と言う番組で観た群馬県の“嵩山(たけやま)”に登った。 この季節は芝桜が綺麗との情報もあり楽しみにして現地(中之条町、道の駅たけやま)に近付と前方に一際目立つ山 (デコボコした尾根)が目に入る。 登山口の駐車場で“山人”の制作クルーのガイドして伊東さんと偶然出会い、ガイドをして頂くことになった。 主な登山口は表登山道と東登山道で、山向こうに西登山道があって、我々は表登山道から登り東登山道に降りる ルートを選択。 登山道に入り直ぐ大きな岩(大石)が迎えてくれる。この岩の下に一番観音様が佇んでいた。 この後、結構急なつづら折りの登山路を登っていくと三番観音様、続いて急斜面を這う様に登ると“蝙蝠穴”があり、 その奥に二番観音様。しかしこの辺りから、なんだか徐々に厳しさが伝わってくる。 急斜面の連続で、ロープ、鎖無しでは登り下りが出来ない。時には大きな岩が重なった急坂の隙間(空間)を鎖を便り に入っていき、太った人は先に進めない程の細い隙間を通り抜ける“胎内くぐり”等もある。 このようにして、登ったり下ったりを繰り返し観音様探しを続けた。 そして、この嵩山の名所の一つで略垂直にそそり立つように見える“不動岩”の直下に到着。リュックや杖を置き、素手 で鎖を握り、岩肌の足場を探りながら不動岩の最高点に達した。360土の展望は最高。しかし足場が悪く狭く緊張を強い られる。そして下りは尚更緊張、高所恐怖症の人は足が竦むと思う。 この後、観音様を探しながら小天狗、天狗の庭(二の丸跡)、御城(みじょう)跡(本丸跡)に、そして烏帽子岩を経由して 最北端の“五郎岩”向かう。五郎岩ではこれから登る山頂「大天狗」を眺めながら軽食を頬張る。大天狗の山頂で手を振る 人が小さく見えた。大天狗には鎖が40m以上もあり、その上にお椀を被せたような岩がある、その上が頂上。 山頂を後にして下山開始、途中“弥勒穴(穴観音)” 向かう。弥勒穴周辺は断崖絶壁の岩壁が続き、細い道を辿り岩壁の 下に取り付き、垂れ下がった鎖とその上から水平に続く鎖を辿って弥勤穴洞窟に到着。 その中に二十番観音様が静かに佇んでおられた。 その後は穏やかな登山道をゆっくり降り“道の駅たけやま”に着いた。 終わり。 |
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嵩山の全容 | 一番観音様 | 蝙蝠穴の二番観音様 | 胎内くぐりに向かう急登 | ||||
不動岩への登り | 不動岩からの下り | 御城(みじょう)平 | 五郎岩から観た大天狗 | ||||
弥勒穴の二十番観音様 | 弥勒穴からの戻り | “道の駅たけやま”に降りる | 名物の蕎麦屋さん | ||||
2012年 |