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2012年 |
〜〜充分ではなかったが、一応ダイヤモンド富士かな〜〜 (12月14日) 来月実施の会山行の下見を兼ねて、友人と出かける。 雪で遅れた時間を取り返し予定通りパノラマ台登山口のある 精進湖駐車場に到着。 登山路は凍っているものの、雪も無く歩きやすい(本番もこう あって欲しい)。 ゆっくり歩き、ほぼ予定通りに山頂に到着。 風も無く、暖かい日差しを受け、そして美しい富士を見ながら昼食。 普段ならせっかちな小生はさっさと昼食を済ませるのだが、今日は あくまで下見と言うことで、ゆっくりと時間をかけて昼食をとる。 昼食後、友人は小生の車を下山口の回す為、登ってきた道を戻り、 小生は一人本番コース通り烏帽子岳に向かう。 パノラマまでは人とすれ違うも、このコースは誰も会わない。 少々淋しい気分で足をすすめる。 烏帽子岳は三角点のある小さな山頂で眼下にこれから下山する 本栖湖が見える。 本栖湖まではつづら折りの坂道をひたすら降り続け、青木樹海の 端部分に入ると下山口のトンネル脇登山口までは直ぐ。 後は車道を少し歩く本栖湖畔にある今日の宿(民宿松風)に到着。 予定より早く着いたので、青木樹海の端をかすめる自然遊歩道を 散策した。 この宿は安くて、食事はボリュームたっぷりの手作り料理。女将さんも美人。 ご主人は竜ヶ岳の登山道を整備されているので、情報は正確でとても参考になる。 |
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精進湖駐車場から富士 | パノラマ台入口 | 登山路からの富士 | パノラマ台山頂からの富士 |
烏帽子岳山頂からの富士 | 烏帽子岳登山口 | 青木樹海の端を通る | 民宿松風 |
(12月15日) 肌を刺すような早朝、宿を出発し登山口近くの本栖湖キャンプ場駐車場に向かう。 静まり返った真っ暗な駐車場でヘッドライトを頼りに素早く登山準備を済ませ出発。 暗闇のキャンプ場を通り抜け登山口へ。足元に注意を払いながらつづら折りの登山道を登っていく。よく整備されて登山道で道に迷うことは無い。 ひと上がりして少し緩やかになるとベンチが見えてくる。その向こうに富士の黒いシルエットが浮かんでくる。 緩やかな尾根状の道を進むと石仏のある展望台に到着。残念ながら富士は未だ微かに見える程度の黒いシルエット。 この展望台から山頂を目指してひたすらつづら折りの登山道を登っていく。 この登山道から山頂までは何処でも富士が大きく見える。 ヘッドライトに照らされる登山道は氷と霜柱で光り、そしてとても硬い。ストックが跳ね返される。 少し道が緩やかになってくると、本栖湖から直登コースの登山道と合流。ここまでくれば山頂までは後僅か。 月明かりだけの山頂には我々が一番乗り(日の出まで1時間半以上もあるので誰も来るはずがない)。 この一時間半が凄かった。気温はマイナス8〜9度(体感はもっと低いかも)で手足の指がしびれる。 お湯を沸かして温かいコーヒーを飲むものの。飲み残したコーヒーがコップの底で凍ってしまった。そうこうしているうちに6人の登山者が登ってきて山頂に8人。この中に行いの悪い人が居たのか、空は晴れているのに富士との間に霧が掛かってしまい、何も見えなくなった。(ダイヤモンド富士が…見えなくなってしまう) 日の出時間が近付いても霧は晴れない。その内何人かの登山者が諦め下山開始。 我々も無念の気持ちで下山開始と思った瞬間に富士が顔を出し、山頂左から太陽の光が差してきた。 薄い雲があり充分ではないが、待ちに待ったダイヤモンド富士とのご対面となった。 その後多くの登山者が上がってくるころ我々は満足気分で下山。 途中携帯で宿の女将さんに電話を入れる。朝食の準備を開始してくれるのだ。 宿に着くころには、焼魚が焼きあがり、味噌汁が温まったいる、この心配りがたまらなく良い宿だ。 |
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真っ暗な竜ヶ岳登山口 | 山頂も未だ暗闇 | 寒いのでお湯を沸かす | 漸く富士の姿が |
日の出前に | ご来光(ダイヤモンド富士) | 帰りに寄ってみました |