パンフレットとレジュメ(要点を書いたもの)を配ってもらい詳しい説明をしていただいた。現在の状況は就労支援定員14名、職員12名。生活介護6名、グループホーム7名、支援員3名、世話人2名と紹介があった。つばさでは生活介護やグループホームの設置はなく、職員の人数も少ないので職員の人数の多さに驚き、内訳を質問すると、パートで働く職員が多くフルタイムではないと説明された。作業指導員、支援員、事務員、看護師、調理員、清掃員と様々な職種の方々と共に成り立っていることがよく分かった。
実際に現場に行き、実情を聞くと運営される苦労がわかる。近年岩見沢市には就労支援B型の事業所が増えて6か所になった事で利用者の人員不足があると話された。他の作業所でも見受けられる工賃を上げる、売り上げを増やす、人手不足、後継者問題などを開示された。
仕事だけを主にするのではなく、朝の会では15年以上続いた「5分間」読書に耳を傾け、今日の予定を確認。ラジオ体操、飼い犬ベルの散歩など朝の活動をすませた後、それぞれの仕事にとりかかります。毎週木曜日は午前中は勉強の日として、図書館へ教育大学体育館へ、ある日は絵画制作に取り組んでいることをお話しされた。
このように個々に寄り添った運営は他の模範となる所と感じられ、内容のある研修となった。
【こくわの里HPアドレス】http://www.kokuwanosato.jp/page7