第3回 

 

JASDF−航空自衛隊の歴代戦闘機

 

F2(三菱)

F16をベースとして開発されたF1の後継機。F16との機体形状の相違点は、機種のふくらみとキャノピー形状、一回り大きくした主翼と水平尾翼です。つまりアメリカとの共同開発ではありましたが、以外にアメリカは同盟国なのにF16の技術的機密を出し渋ったそうです。なお、実機の写真は航空祭見学記の丘珠航空ページェントのページに掲載してありますのでご参考を。

作例はもう10年近く前に作ったもので、当時まだ大まかな機体形状しか参考資料はありませんでした。したがって塗装はF1のをそのままにしました。

ハセガワ1/72のF16をベースに主翼、水平尾翼を改造しました。現在ではF2のキットはもう新塗装バージョンのが出ています。

F86Dセイバードッグ

F86の要撃戦闘機型がこの86D、機首には高性能のレーダーを装備し他にもアフターバーナーや自動操縦装置など当時(1950年頃)では最新技術を盛り込んだ機体でした。 最高速度1113km/h

これもシルバー塗装では定番であるパネルのトーン分けを施し、ラインがきれいなので墨入れの太さが均等できれいに仕上がりました。さすがハセガワのキットだ。

F86Fセイバー

航空自衛隊最初の戦闘機。F86Fといえば朝鮮戦争の時に登場しミグ15を相手に戦った戦闘機です。空時ではアメリカの機体をそのまま運用していました、ゆえにJたはならないわけです。他に偵察機型のRF86とレーダー装備のF86Dも運用していました。

ところで、航空自衛隊をモデルにした映画といえば、主演が織田雄二でF15がふんだんに登場する「ベストガイ」が有名ですが、夏木洋介主演でF86Fが登場する「今日も我、大空にあれ」という映画を知っているでしょうか。もし、レンタルビデオで見つけたら是非ご覧になってください。当然昔の作品ですがなかなか迫力もあって面白いです。

キットはフジミ・スケール1/72

銀塗装をパネルでトーン分けしましたが、写真ではよくわからないかもしれません。

F104Jスターファイター

最後の有人戦闘機といわれたミサイルのような形の戦闘機。これが初飛行した1950年代の当時は運動性よりも速度重視の時代で、そんな中F104は初めてマッハ2を超えました。空自のF104JはF104Gをベースにライセンス生産され、二人乗りのF104DJと共に1962年から1980年代中ごろまで配備されていました。今でも千歳の航空祭で地上展示されています、もちろん飛べませんが。

こちらは1/48スケール

三菱F-1

国産初の超音速戦闘機です。二代目ブルーインパルスの使用機でおなじみの二人乗りの超音速練習機T-2の戦闘機バージョンで、用途的には制空戦闘機というより攻撃機になるでしょう、同じ用途のフランスのミラージュF1やSEPECATジャギュアとよく似たスタイルで、空対地ミサイルや対艦ミサイルを装備できます。最近、F16ベースの後継機F-2が登場しました。

最高速度 マッハ1.2

キットはハセガワ・スケール 1/72。凸モールドのキットのみのため、モールドは削り落とし、筋彫り直しました。

 ご存知、超音速戦闘機のベストセラー・ファントム(正しくはファントム2=ローマ字数字)。空自では米空軍の機首の長いタイプE型を日本仕様にしたEJ型として運用していましたが現在は延命措置の改修を施したEJ改にされています。その名機F4(えふよん)も順次F15に機種転換されてきています。最高速度マッハ2.2

偵察機型のRF4E

F4EJ改ファントム2

 現在の日本の主力戦闘機F15イーグルは、自由主義陣営最強の戦闘機で優れた飛行性能と戦闘能力を持っています。日本では警戒官制システムなどの対応仕様のJ型です。三菱重工がライセンス生産しています。エンジンはIHI(石川島播磨重工)製。

 

キットはハセガワ、スケール1/72

F15Jイーグル