千歳航空祭見学記 

待望の2年ぶりの千歳、雲が低く垂れこめるあいにくの天候でした。

 

 千歳の航空祭に毎年行くようになってから、10年近く経つでしょうか。開催はいつも真夏の8月の1ケタ日曜日なので、天候は台風の影響のどしゃ降りから、外気温37度の灼熱地獄まで、多々経験しております。

 そんな経緯のもと、朝からいやな予感のする曇り空で、途中から晴れてくるという天気予報もむなしく、期待の飛行展示はほとんどキャンセルになってしまいました。そんな中、地上展示では珍しいT2や米軍のA10サンダーボルトU、また陸自の90式戦車などの展示がありました。飛行展示はF15J・F4EJ改・T4のローパス、対空砲の空砲射撃実演のT4、そして救難ヘリUH64Jによる救難訓練展示でした。

 エプロンではF15の兵装装着実演に引き続きスクランブル発進の展示もありましたが、エンジン始動の後タキシーウェイに出た後、走行のみです。いつもならそのまま離陸し「ハイレート・クライム」をお披露目するのになあ、といつまでも晴れない曇り空を恨めしく思うのでした。

 

中央の機関車は、場内を一回りする機関車バスでお子様に人気です。

政府専用機(ボーイング747−400)と90式戦車。政府専用機2機の基地は千歳にあります。

 

 三沢の米軍F16が、動き出した。

 米軍なら飛んでくれるかな、と期待したけど、やはりタキシングから滑走路に出てアフターバーナー一発、離陸前までのお披露目でした、ガッカリ。

 

珍しいA10サンダーボルトU攻撃機の展示。韓国の駐留米軍所属のものです。

午後からはブルーインパルスの展示。

ウォークダウン(飛行機に乗り込むこと)に続き、エンジン始動、タキシーウェイから滑走路へ、そこでスモークを吐いてそのまま走行し、戻って終わりです。

やはり、飛ばないとねえ・・。

  格納庫内の装備品展示。 

F15のエンジンF110はIHI(石川島播磨重工)製です。

小さい方はT4に搭載するF3エンジン。