※写真の全てが同一の建物ではありませんのでご了承下さい。
(写真をクリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
棟上の模様です。
仲間の応援も有り、気合が入ります。
思いが形になっていく様子は嬉しいものです。
だいぶ「様」になってきました。
毎度の事ながら、腕が鳴ります。
小屋組みはやはり丸太でしょう。
当然、同じ丸太は二つと無く、個性的に反ったり曲がったりしています(私もです。笑)。
だからこそ性根(強さ)が有るのです。
これはLDKの対面キッチン部分です。
竹で編んだ細かい格子を木舞(こまい)と言い、これに土を塗って壁を作ります。
これは日本の伝統工法の一つです。
日本間だけでなく、この様に工夫次第で洋間も可能です。
LDKは煮炊きする場であり、家族が集う場でもあります。
湿気を調整してくれる土壁は最適です。
別の面を拡大したものです。
洋間ですので柱の手前に木舞があるのがお分かりでしょうか。
(日本間の場合は当然柱を見せます)
ちなみに、木舞に使われる竹は淡竹(はちく)が多いですね。
仕上がりの模様です。
白く見える壁面は話題の珪藻土(けいそうど)で仕上げました。
下地の土壁と相まって非常に機能的です。
何かとぶつける下の部分は腰板がお勧めです。
(壁の中ほどに見える四角く黒いものは取り付け前のコンセントです。
また、所々に見える小さな黒い点は写真に付いた塵の跡です。すみません。)
完成写真です。仕上げた充実感とともに、一抹の名残惜しさがあります。
・その他
蔵の家紋の上の唐破風は私の案です。
持送りは巻若葉、瓦は石州キマチです。
これは箱階段といい、古くから町屋等に見られる収納階段です。
斜めで見えにくいかもしれませんが、引出や戸棚が造り付けてあります。
階段下を物いれにした住宅はいくらでもあるのですが、はっきり言って別物です。
箱階段にはアンティークな趣があります。
若干アレンジした和風玄関です。
なかなか良い感じだと思うのですがどうでしょうか。。
・その他其の二
以下はとある別荘の内装です
無垢材をふんだんに使用した仕上がりをご覧下さい。