ゆく年くる年


本コラムが今年最後の更新になると思う。あっくん帝国は、2001年の1月1日に公開したから、ちょうど1周年になる。ふり返れば、今年もいろいろあったなあ。特に今年は、スカちんの厄年(^^)だったかもしれない。たしかスカちんが10歳だった頃、1987年も厄年だったような気がする。あの時は、主にゴムパーツが寿命を迎えた時期で、各種パッキン類を中心に交換した。さらに10年経過した1997年にもゴムパーツが逝くだろうと思ってたら、意外にも大きなトラブルは無かった。あ、クラッチマスターシリンダを交換したのはこの時期だったかな?そういえばヒータコアをオーバーホールしたのもこの頃だったっけ?

それで2001年の今年は、燃料系/電気系/排気系全てに手を入れた。これほどの整備は初体験だったなあ。でも、1999年、2000年と、カーサービスでレストアしたっけ。ボンネット、ルーフ、左右ドア/ステップ、フェンダー、タイヤハウス、一通り錆を切り取って新造した。こう考えると、

スカちんは毎年が厄年なんでないかい!?(爆)

それでも旅先で、大きくトラブったことは一度もない。今年も無事に北海道を走破することができた。総走行距離は、来年早々にも180.000kmを突破するだろう。ほんとに丈夫な車だと思う。ネガティブな部分は全て今年対処したから、来年はノープロブレムやろ(←願望)。

それはそうと、みなさんにとって2001年はどんな年でしたか?良い年だった?あたしの場合は、まだ分かりまへん。その年が良かったか悪かったかは、

全て有馬記念にかかってるからです!(核爆)

有馬が取れた年は良い年、取れなかった年は悪い年。ちなみに去年は良い年でした(^^)。

毎年、有馬記念を最後に引退する馬が多いため、「世代交代の戦い」という印象が強いレースです。今年もテイエムオペラオー、メイショウドトウのGI馬、そしてダイワテキサスが有馬記念を最後にターフを去ります。一時代を築いた馬達の最終決戦、今年はどんなドラマが待っているのでしょうか?ちなみに今年の有馬記念は12月23日に開催されます。このため、JRAのキャッチコピーの一つに以下のようなものがあります。

「オグリが勝った日、どこで何をしてましたか?」

このフレーズ、ひょっとしてJRAは「あっくん帝国」のトップページからパクったんやないやろね?(笑)

競馬ファンでなくても、有馬記念だけは運試しにやる方も多いのでは?そこで、本レースの傾向と対策をまとめておきましょう。

・有馬記念は余力で走る

一年の掉尾を飾る有馬記念、このレースはファン投票で選ばれた馬たちが中心となります。これが「ファイナルグランプリ」と呼ばれるゆえん、クラシックレースや天皇賞と違って、出走馬の制限はありません(さすがに2歳馬は出走できないですけど)。従って、「その年にGIを勝った馬たちの夢の競演」という色合いが強いレースです。もっとも最近は、ステイゴールドやジャングルポケット、クロフネのように、有馬以外に目標を定める馬達も多いですけどね。で、出走馬達はこれまでに、目標のレースを一通り終えています。すなわち、一度ピーク(絶好調)の時期を終えてますから、有馬記念は残ったガソリンで走るレースなんです。はじめから有馬記念を目標にする馬はいません。ですから、前走までの走りでガソリンを使い切ってないかという見極めが重要なポイントになります。このため、

・秋に出走過多となってないか
・前走負担のかかるレースをしてないか

チェックする必要があります。今年はオペラオーとトップロードが危ないと思う。オペラオーは前走のジャパンカップ(JC)で、2分25秒を切る激走をしてるし、トップロードはケガで天皇賞を回避した後、病み上がりでJCを2分24秒4で走っている。両馬のガソリンは残り少ないと思います。えっ、オペラオーと同じローテーションで、ステイゴールドが香港で勝ったじゃないかって?あの馬は例外です。泣きたくなるようなハイペースや過酷なローテーションで、初めて本領を発揮する不思議な馬だったんです。

・直線勝負の追い込み馬は「消し」が基本

中山の芝2.500mで行われる有馬記念、合計6つのコーナーがあります。小回りの中山、こんなトリッキーなコースは、世界中どこを探してもまず無いでしょう。スタート地点は外回りコースの3コーナー奥。ここから緩やかにカーブを描いて行き、その先にRのきつい4コーナーが待っています。ちょうど富士スピードウェイの最終コーナーみたいなコース形態だと思えばいい。ところが2周目の3コーナーは、内回りコースになるためRがきつくなるし、4コーナーまで直線が無い。さらに4コーナーを回った直線は、ゴールまでわずか300m。ですから、

・直線勝負の追い込み馬
・跳びの大きい馬(不器用な馬)

は「消し」が基本です。昔、ヒシマサルという追い込み馬から買って爆沈したことがあります(^^;
手っ取り早く判断するなら「コース実績」がいいでしょう。つまり、これまで中山の芝を何回走って、何勝何敗か?をチェックしてみると、ある程度の判断がつきます。

もちろん例外もあります。跳びの大きいトウカイテイオーが、1年ぶりの有馬を勝ったこともある。例外の見極めは「GIを勝っている実力馬かどうか?」でいいでしょう。さらにダイユウサクのような、とんでもない追い込み馬もいましたが、これは例外中の例外。こんな穴馬を探し出すのは至難の業です。今年ダイユウサクのような馬がいたら、サクッと諦めましょう(^^;

・追い切りは信用するな!

本番前の調教(練習)で走ることを「追い切り」といいます。通常水曜日か木曜日に追いきりを済ませ、土曜か日曜の本番を迎えます。従って追い切りは、本番で走るかどうかを見極める重要なポイントとなるのですが、有馬記念に限っては無視しちゃいましょう。冬の荒れた中山の芝を2.500m走るのですから、「タフさ」が第一に求められます。追い切りで(負担の少ない)ウッドや坂路を800m〜1.000m程度走ったタイムなんか信用できない。もっと言えば、

新聞の批評を絶対に当てにしてはいけない

ということです。最後のグランプリ、どんなに馬の調子が悪くても、「悪い」と書く新聞はありません。悪く書くと、次からは取材させてもらえなかったりするからです。元々有馬記念に喜んで出走させるホースマンは、そんなにいません。前述の荒れた芝を走って、ケガでもされたら取り返しがつかなくなる。はっきり言って、JRAのごり押しで仕方なく出走するケースもあるんです。そのことをマスコミも分かってますから、社交辞令で「絶好調!」と書いちゃうんです。以前「トウカイテイオー文句無しの追い切り!」という記事を鵜呑みにしたことがありますが、この年のテイオーは11着に惨敗しました。翌日の新聞の見出しは「テイオー下痢していた」。

ふざけるんじゃねえ〜っ!

この時あたしは、買ったばかりの新聞を引きちぎりました。

・前残りに要注意

一般的に競馬は、スローペースだと先行馬有利、ハイペースだと追い込み馬有利と言われます。しかしながら前述の通り、有馬記念は追い込み馬不利ですから、穴を開けるとすれば基本的に先行馬。1992年の有馬は、メジロパーマー、レガシーワールドの両先行馬で決まりました。馬連は万馬券。このときの一番人気が前述のトウカイテイオーでした。下痢しているテイオーを他馬がマークしすぎて、先行馬をそのまま逃がしてしまいました。今年もオペラオーをマークしすぎると、前が残ってしまうかもしれません。去年も結果的にはオペラオー、ドトウのワンツーでしたが、先行したダイワテキサスがきわどい3着に残りました。今年はホットシークレットが怪しい。もしオペラオーのガソリンが切れていたら....

・軸は2.200m以上のGI馬

最後にとっておきのデータを公開しちゃいましょう。どんなに荒れた有馬でも、必ず1頭は2.200m以上のGI馬が連に絡んでいます。例外はここ十数年皆無!絶対のデータです。2.200m以上のGIとは、ダービー、菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念、JC、有馬記念の6レースを指します(オークスとエリザベス女王杯は無視して構いません)。この6レースのGIウイナーが、毎年必ず1頭は連に絡んでいるはず。もちろん連対した2頭とも該当した年もあります。今年このデータに該当する馬は、オペラオー、ドトウ、トップロード、マンハッタンカフェの4頭。この4頭のうち、必ず1頭(あるいは2頭)は連に絡みます。ですから、軸馬を決めて総流し馬券を買うと、的中する確率は1/4になります(笑)。
 

・結論

世代対決の有馬記念、今年は、

3歳:マンハッタンカフェ、シンコウカリド
4歳:トウカイオーザ
5歳:テイエムオペラオー、メイショウドトウ、ナリタトップロード、ホットシークレット

の対決と思ってます。トゥザビクトリーは、2.500mは長いと踏んで無印。6歳上は、力が一枚落ちると思う。トップロードはJCがピークだったし、中山との相性も悪い。思い切って切っちゃいます。

一番ガソリンが残っているのは、マンハッタンカフェとメイショウドトウ。マンハッタンカフェは夏場から走り続けてますが、それほど負担のかかるレースはしてないし、菊花賞から直行で有馬に来るので、スタミナは十分でしょう。さらに菊花賞でジャングルポケットを破ってるし、強い3歳世代代表として十分な資格を持っている。ひょっとしてこの馬、マヤノトップガン以上の名馬かもしれない。

メイショウドトウはこの秋2走しかしてないし、その2走ともまともに走ってない。一番余力があるのはこの馬でしょう。

そしてテイエムオペラオー、なんだかんだ言っても力は衰えてません。20世紀から21世紀へ日本競馬を引っ張ってきた名馬です。その最後の走りをしっかりと見届けたい。まとめると、

第一グループ:マンハッタンカフェ、メイショウドトウ
第二グループ:テイエムオペラオー
第三グループ:トウカイオーザ、シンコウカリド

この組み合わせになると思う。もちろん第一グループを軸として勝負するつもりです。今のところ本線は、

マンハッタンカフェ〜メイショウドトウ

マンハッタンカフェ〜テイエムオペラオー

の組み合わせ。最終的には、当日の馬体をチェックしてから決めます。お楽しみ馬券は、トウカイオーザかホットシークレットからのワイド(^^)。

今年1年、あっくん帝国をご覧頂きまして、真にありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。日本はまだまだ不況を脱しきれず大変かと存じますが、皆さんにとって2002年が良い年でありますように。それでは来年の皆様方のご多幸をお祈りしつつ、いざファイナルグランプリ!

どーでもいいけどこのコラム、全然「ゆく年くる年」じゃねえぞ〜っ!(爆)


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