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■ 桜桃の原産地と三関地区 ■

甘果オウトウ──原産地はイラン北部からコーカサス山脈の南部、トルコ、アルメニア、さらにロシア南部からヨーロッパ西部(ギリシャ、イタリアおよびスペインの山岳地帯)にいたるまでかなり広い地域とされている。これらの地域にあった野生種が有史以前という極めて古い時代に栽培化されていたといわれ、ギリシャのテオフラストスが紀元前3世紀に記した「植物の歴史」に書かれた一節が最古の文献とされる。

日本におけるオウトウ栽培は、1868(明治元)年に当時は戸建てに住んでいたドイツ人のガルトネル(Gaertner.R)が6本の木を植樹したのが最初であるといわれている。その後、1872(明治5)年には北海道開拓使が、その翌年には当時の内務省勧業寮が、アメリカ合衆国やフランスから多種の品種の苗木を輸入して全国に配布され、各地で改良が重ねられた。一方、三関(関口・下関・上関)の地区のオウトウ栽培の歴史は明治29年に植え付けされ、昭和20年代から40年代にかけ急速に栽培面積が増加した。

三関のサクランボの美味は、日本でも有数。またこの地区の土壌の良さを「旭さし、夕日輝く木のもとに、黄金占領漆億おく」と菅江真澄が「雪の出羽路」に記している。これは800年のむかし、平泉の藤原秀衡の時代に、金鶏山のうたいし童謡にあったのを、雄勝地方で土の良さをうたったものである。耕せば耕すほど土の良さが現れるところである。さらには、日照時間の長いことや、摘果時期の寒暖の差が大きいことで糖度が高く、食味のよいサクランボが収穫できる。