HOME 五行の恋歌
ようこそ五行歌恋歌のホームページへ
お越しくださってありがとうございます。
2023/01
いつも一緒が
逢えることが
なくなっても
ラインの君の
笑顔は明るい
コロナで三年
繋ぐLINEの中
言葉の形が
少しずつ
変わっていく
東北が
揺れた日
毎日の出来事に
数年前の明日を
忘れかけてる
何気ない
言葉がうれしくて
小春日和の
ホッとする
暖かさ
烏帽子岩が
見えるこの場所で
波間に浮かぶ
サーファーたちを
眺めていたね
木漏れ日のような
まぶしい笑顔と
おそろいのマフラー
おみくじは
吉と小吉
鳥居をくぐると
振り返えれば
横浜のシンボル
参道を
ゆっくりと歩く
火曜日が
待ち遠しく
前より
決めてある予定
横浜デートだ
意地悪な
問いかけに
君の指は
僕の眉毛に
こちょっと触れる
悲しい顔の君
この一年は
見ていない
僕は
嬉しくなった
約束の日が来た
クリスマスには
表参道の光の中
寄り添って
歩こう
逢える時間が
限られて
ほんの少しだけ
幸せ
ささやかな午後
五行歌とは
『古事記』、『日本書紀』に遺されていた古代歌謡を日本の詩歌の原型として現代に生かした新詩型です。一行を一息で読める長さとしての一句として五行で書くという規定以外にいっさいの制約がないことを基本としています。行分けによる呼吸論に着目して個々の独自性と理想型を目指した詩歌形式を創始者草壁焔太先生が発案し、定着させました。和歌や俳句のような呼吸が一定の音数律詩歌の音数規定を外し音数を自由にすることにより、詩歌の言葉運びやフレーズ運び、行運びによる各自の呼吸運びに創造性をもたせ、詩歌としての言葉を生き生きと甦らせています。
出典: ウィキペディア
五行歌創始者 草壁焔太先生
(くさかべ えんた、昭和十三年三月生 )は五行歌創始者である。満州大連市生まれ。昭和二十二年に香川県小豆島へ引き揚げる。昭和三十年に前川佐美雄の「日本歌人」に入門。短歌、自由詩を書きながら、昭和三十二年、新詩型五行歌を創始。昭和三十六年、東京大学文学部西洋哲学科卒業後、新聞社に勤めたが、その後職を転々としながら詩歌を書き、歌集、詩歌誌の創刊に励む。平成六年四月、「五行歌の会」を発足し、月刊誌「五行歌」を創刊する。近年は日本文学館主催の文芸賞審査委員に就任し、話題を呼んだ。
出典: ウィキペディア
草壁焔太先生著作
『本当に愛していたら』
『心の果て』
『川の音がかすかにする』
『散文人間、韻文人間、データ人間』
『五行歌を始める人のために』
『五行歌入門』
『五行歌の事典』
『飛鳥の断崖-五行歌の発見』
『海山』
など多数。