錦眼鏡余話8:No288
ヨーグルト:その3 
次にやることは、レンジで2本の牛乳を温めることだ。
レンジの中央付近に2本の牛乳を横に並べて置く。
2本の牛乳の向きを変えて置く。
向きをかえるのは、
2回あたためるため、奥と手前の牛乳を入れ替えるときに
間違えないためだ。
効率よくあたためるには、2回目の温めをする前に
牛乳パックをころころと転がすことだそうだ。
 
あたためるを押して、ダイヤルを回し4分30秒を表示する。
 
レンジがあたためる作業をしている間、
種菌ヨーグルトの上部1cmほど、
消毒したスプーンでとって、消毒していないタッパウエアーに入れる。
 
その作業が終わったら、
消毒した丸いタッパウエアーに、種菌ヨーグルトをスプーンで大盛り3杯入れる。
このヨーグルトをタッパウエアーの上部にある横線まで塗っていく。
言い方を変えると、
種菌ヨーグルトでタッパウエアーの壁塗り作業だ。
タッパウエアーを横に傾けながら作業すると、作業がはかどる。
 
次に、四角いタッパウエアーも同じようにヨーグルトを塗っていく。
四角いタッパウエアーは、円形より大きいので、
取り分ける種菌ヨーグルトの量を少し多めにする。
タッパウエアーを傾けながら、作業をしていく。
 
四角いタッパウエアーの上部までヨーグルトを塗り終わる頃、
1回目の牛乳の温めが終わりに近づいてくるので作業を中止する。
 
1回目の温めが終了すると、牛乳パックの入れ替えをする。
入れ替えるまでに、
2本の牛乳パックをコロコロ転がし、中味が混ざるようにする。
牛乳の温度が均一になるようにするためだそうだ。
 
あたためるを押して、ダイヤルを回し4分30秒を表示し、
2回目のスタートボタンを押す。
 
レンジが動いている間、また別の作業をする。
今度は、種菌の入ったタッパウエアーの中にスプーン3杯以上の
種菌ヨーグルトが入っているので、
先ほど、上部のヨーグルトを入れたタッパウエアーに。。。
種菌ヨーグルトの余分なものを、タッパウエアーに入れる作業をする。
移し替えた種菌ヨーグルトは、明日の朝食時に食べる。
 
種菌の入っていた円形のタッパウエアーも、
種菌ヨーグルトの壁塗り作業をする。
 
3つのタッパウエアーの壁塗り作業が終了したら、
温まった牛乳を、3つタッパウエアーに入れる準備をする。
まず、円形のタッパウエアー2つをレンジに近いほうに並べる。
 
2本の牛乳パックがあたため終わったら、1本だけ口を開ける。
それから、円形のタッパウエアーに静かに注ぐ。
牛乳を注ぐとき、スプーンでゆっくりかき回しながら注いでいく。
円形タッパウエアーの上部の線まで、たっぷりと牛乳を注ぐ。
注ぎ終わると、牛乳が余る。
円形タッパウエアーを静かにレンジ奥にしまう。
蓋は黒ぽちを合わせず、のせる程度にする。
 
2つ目の円形タッパウエアーに残った牛乳を静かに注ぐ。
途中で、牛乳がなくなるので、2本目の牛乳パックの口を開ける。
途中まで注いだ円形タッパウエアーに継ぎ足していく。
すぐに、円形タッパウエアーの上部の線に注ぎ終わる。
2つ目の円形タッパウエアーも静かにレンジ奥にしまう。
蓋は黒ぽちを合わせず、のせる程度にすることを忘れないこと。
 
残った牛乳を四角いタッパウエアーにスプーンで静かに
かき混ぜながら注ぎ終わると、
上部の線のところまでしっかりと牛乳で満たされる。
 
3つのタッパウエアー全部に測ったように牛乳が上部まで入った。
うまく出来ているなと、自分でも思った。
 
レンジの中には、奥に円形のタッパウエアーが2つと
手前中央に四角いタッパウエアーが並んでいる。
 
四角いタッパウエアーの両わきがあいている。
そこは、空になった2本の牛乳パックにお湯を入れて置く場所だ。
気温の低いときは、お湯の量を多くする。
逆に気温が高いときは、少なめにした牛乳パックが並ぶ。
 
では、これから暖かくなるとどうするか?
私には分からない。
妻に聞くと、教えてくれるはずである。
 
そろそろ、夕飯の支度が始まる。
私の仕事の一つは、ヨーグルトの用意である。
今日から、ヨーグルトに入れるものに餡子(あんこ)が用意されている。
 
ヨーグルト(完)