錦眼鏡余話6:No232
度忘れ植物図鑑:その3 
 
「度忘れ植物図鑑」には、我が家の庭の植物だけでなく、
野草の名前も、つけ加えられています。
 
小笠原で生活していたとき、野の草花に興味をもち、
子どもたちのために植物図鑑を作ったことがあります。
 
内地へもどってきても、自然と路傍の草花に目がいきます。
小笠原で見た草花と同じものもありますが、
これは何だろうと思うと、名前が知りたくて、
「野の花図鑑」やインターネットで調べて名前を再確認したり
したりしていました。
そんな植物名は、いっとき頭の中に残りますが、
次の年になると、。。。???。。。どうしても、名前が出てきません。
 
そんなわけで、「
度忘れ植物図鑑」が自然と増えていきました。
 
野草の中には、花壇から逸出(花壇から外へ逃げ出し野草化)して
野草になったものも結構あります。
 
ウオーキングしていると、この野草は何だっけ。。。と思うと、
家へ帰ったときに「
度忘れ植物図鑑」を見て、
もう一度再確認をしたり、頭に刻み込みます。
 

野の花や帰化植物のいくつかを紹介します。
 

1.<ユウゲショウ>:アカバナ科:熱帯アメリカ原産:ヨーロッパや
      アジアで鑑賞用に栽培。
  花壇から逸出して野生化している多年生草本。
  夕方から咲くからユウゲショウという名がついたらしいが、
  天気の良い日には、午前中から良く咲いている。
  なんで、ユウゲショウなどという名がついたか疑問である。
 

 

 

2.<ヒメツルソバ>:タデ科:ヒマラヤ地方の原産:
  熱帯から
温帯にかけての諸国で鑑賞用に栽培されている多年生草本。
  茎はよく分岐し、地表を這って広がる。
 

 

3.<ヒルザキツキミソウ>:アカバナ科:北アメリカ原産:世界の温帯域で
  花卉として栽培されている多年生草本。花壇から逸出して路傍にも咲く。
  今でも、花壇で植えられているが、周りに逸出していることがある。
 

 

4.<イヌムギ>:イネ科:南アメリカ原産:多年生草本
  日本には明治初期に渡来し、今は北海道から九州までの
  農耕地や道端に広く帰化している。
  年に2回、春から夏と秋に発生する帰化植物である。
 

 


帰化植物のなかで、道端や空き地に広がるのは、イネ科が多い。
イネ科でも、よく似たものがあり、判断に迷うものもある。
例えば、ネズミムギとホソムギだ。両種が交配しているとも
言われている。
 

<度忘れ植物図鑑>
:終わり