錦眼鏡余話6:No227
囲碁サークル:その2

1月下旬、久しぶりに囲碁サークルへ行く。
会館の入り口で、
先輩から
「この人とやってくれないか。初心者だよ。
星目:井目(せいもく)ぐらい置いてはじめたらいいよ。」
と、ひとりの人を紹介してくれました。
 

お互いに名乗りあって、宜しくお願いしますと挨拶をして始めました。
相手が4子置いての対局です。
今まで、ずっと自分が石を置いてやってきたので戸惑いました。
 

4子置かれると、どうしても地どり合戦で形勢が不利になります。
ぼんやりしていると、
4隅が相手の陣地になりそうです。
そこで、星目に置かれた黒石に絡むように打っていきました。
相手の人も、私が打った石を挟むように圧力をかけてきました。
私の石に絡んでくる人のほうが勝機を見出せそうだと考えました。
 

碁は自分の陣地より、相手の陣地のほうが大きく見えます。
終盤に入った碁盤全体を見て、
地どり合戦はどちらが有利かを調べてみました。
調べる方法は、
明らかに自分の地になる場所を数えるのです。
 

3局終えて、結果は私の3勝でした。
3局とも、相手のかなり大きな黒石を殺すことができました。
これは、相手がかなり強引に私の陣地に入り込んできたので、
相手の石をいくつかに分断して、二つの目を作らせませんでした。
 


帰りがけ、
長机の上にプリントがあったので
1枚もらいました。
川沿いの道を歩きながら、読んでみなした。
 

「若返り音頭」という歌詞が書かれていました。
紹介したいと思います。
 

1.何もしないでぼんやりと テレビばかり見ていると、
  のんきなようでも年を取り いつか知らずにボケますよ
 

2.仲間いなくて一人きり いつもすることない人は
  夢も希望も逃げていく 年をとらずにボケますよ
 
3.お酒も旅行も大嫌い 歌も踊りも嫌いです
  お金とストレスためる人 人の二倍はボケますよ
 

途中とばします。
 

6.今日も明日も囲碁通い 対局相手がちがっても
  多くの仲間と知り合えて 友情芽生えてがんばれます
 

7.たくさん練習努力して 多くの苦労はあるけれど
  勝ったときの喜びは 今後の囲碁の励みです
 


2月に入り囲碁へ通いましたが、この日は4連敗でした。
いずれも無理をして、大石を殺されました。
 

「若返り音頭」にあるように、
通うことが大切だと思っています。
勝てなくてもいいです。
通ううちに、
段々と仲間ができて、新しい世界が生まれてきます。