錦眼鏡余話6:No206
身代金ウイルス

8月14日(金)のA新聞の夕刊を読んでいたら、
【「身代金ウイルス」増殖中】
という
見出しが目に飛び込んできました。
小見出しに
「PCロック解除したければ支払え」とありました。
興味があったので読んでみました。

企業や個人のパソコンが乗っ取られて操作できなくなり、
画面に「復元してほしければ身代金を支払え」と
言って〇〇万円(仮想通貨)の支払いを要求してくるそうです。

新聞の記事を引用しながら、
「身代金ウイルス」について
説明したいと思います。
 

被害にあうとPCの回復は困難だとありました。
 
警視庁は14日、この種のウイルスを作成するツールを保管したとして、
18歳の無職少年を書類送検したそうです。
ランサムウェア(身代金ウイルス)をめぐって立件されるのは、
日本では初めてだそうです。
少年は容疑を認め、「数十人に感染させた」と話しているそうです。

「ランサムウェア」は、ウイルスが埋め込まれたサイトを閲覧したり、
ウイルスが添付されたメールを開いたりすることで感染するそうです。
 

感染したパソコンの画面に「お使いのパソコンをロックしました」などの
メッセージが表示され、ネット接続や保存ファイルを開くなどの通常の
操作ができなくなるそうです。
 

「ロックを解除するには、〇万円(仮想通貨)を支払わなければならない」
と金額を入力するページへ進むように促されるという。
 

大手セキュリティー会社は、昨年11月以降、
こうした手口で4万から30万円が要求される事例を複数確認したそうです。
警視庁は、書類送検した少年がソフトからウイルスを作成したことに成功したと
言っていることから、この少年が関与したとみているそうです。
 

大手セキュリティー会社のH主任研究員によると、
2012年頃からインターネットの闇サイトなどで、
多言語の
「ランサムウェア」を作成する
ソフトが出回り、
被害が爆発的に拡大しているそうです。
 

同社が2014年に確認した攻撃は、
世界で880万件に上り、前年の2倍以上に急増したと言われています。
身代金を要求するメッセージは当初、ロシア語や英語だったのが、
最近は日本語で要求する例もあり、
スマートフォンも狙われるようになったと言われています。
H主任研究員によると、
ウイルスによって、ロックされたパソコンを自力で復元するのは
ほぼ不可能だと話しています。
 

独立行政法人「情報処理推進機構」に寄せられた被害相談は
2013年には22件、今年は7月末現在で56件と増え続けているそうです。
日本語の表示も出始め、国内の流行が懸念されているそうです。
 

今年の3月以降、個人のパソコン以外に企業をねらった攻撃も増えているそうです。
社内のネットワークに入り込んで、業務用の書類などを使えなくして、
身代金を取りやすくする狙いがあると言われています。
 

私は、こうしたウイルスに感染しないよう、
日常から気をつけなければいけないなと思いました。
 

まず、知らないところから来たメールは開かないで破棄する習慣をつけること。
また、インターネットで、不必要なサイトに繋げない習慣を身に
つけ、
自分自身のパソコンを守る姿勢を持つことが大切だと感じました。