錦眼鏡余話5:No195
地蔵院のアジサイ:その2 

6月10日を過ぎると、ウオーキングの途中、

アジサイの花が目につくようになりました。

わが家のアジサイも満開になっています。

そろそろ、

地蔵院へアジサイの花の写真を撮りに出かける時期だと思いました。

 
6月15日(月)

朝5時に目覚めました。

一通りいつものストレッチを20分ほどし、

布団をたたんでから音を立てずに静かに雨戸をあけました。

天気は快晴です。

地蔵院へアジサイの花を撮りに行くには絶好な日です。

 
すぐにカメラを持って出かける支度をしました。

妻に断りの手紙を書こうとしましたが止めました。

早朝なので、地蔵院へは10分ほどで着くはずです。

写真を撮る時間を入れても、

7時前には十分帰ることができるはずです。

 
そっと、玄関を出て、車に乗り込みました。

早朝なので、道路もすいていました。

 
駐車場には、1台の車もとまっていませんでした。

本堂で、お経を唱える声が聞こえてきます。

山門側からアジサイの花を撮るため、

一旦駐車場の外へでました。

 
色とりどりのアジサイの花が不規則に続いています。

種類もまちまちのようです。
 
下の写真のようなアジサイの白い花が咲いていました。
初めてみるアジサイです。
 
アジサイの花は、両性花と装飾花からなっています。
我々がアジサイの花というと、装飾花を指しているようです。
装飾花は、萼(片)が花びらのようになっています。
 
上の写真を見ると、白い花の隙間に緑色の粒々が見えます。
これが両性花です。
 
家の庭にアジサイの白い花「アナベル」があります。
今ちょうど満開です。
妻に白い花の下を見せました。
下には、黄緑色の小さな花・両性花が付いていました。
「これもアナベルの花だよ。
花としての機能を持っているのは、この小さな花だよ」
もう一つの花は、装飾花といって、花弁だと思っているのは萼(片)なんだよ」


 
民家が近く、思うような構図が撮ることができません。
構図を縦長にすると、ようやく参道(?)がほぼ中心にきました。
山門の門の空間からアジサイを撮影しましたが、
山門が主役になっていて、アジサイがボンヤリ写っていました。
 
 
山門の内側から縦長に10枚ほど撮りました。
その1枚が下の写真です。
いろいろな品種のアジサイがランダムに植えられているのが分ります。
 
 
世界のアジサイの故郷は、日本のガクアジサイなんだそうです。
それが中国へ渡り、シルクロードを旅して、ヨーロッパへ渡り、
品種改良されて。。。日本へ逆流入されているようです。