錦眼鏡余話5:No178
居眠り磐音 

昨年の夏休みも終わりかけた頃、

友人のSさんと飲み屋さんの席で、本のことが話題になりました。

さんは「居眠り磐音・江戸双紙」が大変面白いからと、

私に読むようにと薦めてくれました。

 
「居眠り磐音」は、佐伯泰秀が著者です。

すでに、46巻まで出版されて、市の図書館にもあるということでした。

さんの話によると、50巻まで出版されるそうです。

9月の下旬、友人Iさんと2人で「トルコ」へ旅行に行くことになっているので、

その準備などで忙しいから10月に入ったから読み始めようと考えました。

 
結局、私の家から1番近い市の図書館へ「居眠り磐音」のシリーズを借りに行ったのは、

10月も半ばを過ぎてしまいました。

書棚の中ほどから「佐伯泰英」の著作がずらりと並んでいました。

その中で、「居眠り磐音・江戸双紙」は、

一つの棚では並びきれずに二段になっていました。

全部あるのかなと思って、番号を追っていくと、

30巻後半と40巻前半が抜けていました。

誰かが借りているのだなと思いました。

 
あきる野市の図書館の貸出期間は3週間だそうです。

3週間で、何冊読めるか分からないので、

とりあえず1巻から4巻までの4冊を借りることにしました。

 
読み始めると、

次がどうなるか知りたくて、ついつい読んでしまいます。

借りてきた4冊は、その週のうちに読み終わり、

歩いて5分ほどの図書館へ続きを借りて読むということを繰り返しました。

 
12月後半になって、

37巻から借りようと思ったら、38巻と39巻とありません。

誰かが借りているようです。

とりあえず、37巻と38巻と39巻をとばして40巻から44巻までを借りました。

 
37巻と40巻から44巻までの6巻を借りて家に帰ると、

妻が「予約ができるのを知っている?」と話しかけてきました。

予約をしておくと、

返却されたときに電話で知らせてくれて借りることができるそうです。

すぐに図書館へ行って、予約の手続きをしてきました。

 
12月の暮れも押し詰まった日、新聞の広告欄に

「居眠り磐音・江戸双紙」の47巻と48巻が出版されたことが大きく出ていました。

 
暮れから1月4日まで、図書館は閉館でした。

1月6日になって、

予約した本が返却されたことが電話で知らされてきました。

すぐに、図書館へ行って、38巻と39巻を借りてきました。

ついでに、

45巻と46巻が書棚にあるか調べに行きました。

まだ誰かが借りているようです。

そこで、45巻と46巻を予約することにしました。

 
1月中旬、床屋へ行ったついでに本屋へ寄りました。

「居眠り磐音・江戸双紙」の47巻と48巻が

新刊図書のコーナーに山積みされていました。

図書館ではそんなにすぐに新刊が入るとは思わなかったので、

すぐに2冊を買い求めました。

家へ帰ると、

図書館から予約の本が返却された旨の電話が入りました。

 
1月22日、

既刊されている「居眠り磐音・江戸双紙」をすべて読み終えることができました。

坂崎磐音を目の敵にし、

暗殺しようとしてきた老中田沼意次がようやく権力の中枢から降ろされ、

幕政の表舞台から消え去ろうとし始めました。

 
いつになるか分かりませんが、

49巻・50巻が発刊されるのが楽しみにしています。