錦眼鏡余話5:No175
撮影会 

11月21日(金)は、今年5月から入会した写真クラブの撮影会です。
撮影場所は、「横沢入り」「広徳寺」「龍珠院」です。
 
「横沢入り」に午前7時集合です。
私は、担当のSさんから車を出してほしいと要請があったので、
途中3人のクラブ員を乗せてから横沢入りへ向かことになりました。
 
当日、朝5時に起床しました。
朝食は、前日から妻が用意してくれたおにぎり2個を温め、
味噌汁とお新香、焼海苔をテーブルに並べました。
大急ぎで食事をすませ、トイレに行ったあとは歯磨きです。
歯磨きが終わって時計を見ると、6時ちょうどでした。
前日に持っていく物を用意してあったので、
あとは着替えるだけです。
 
妻に見送られて出発です。
時間は6時28分でした。
あきる野市役所へ便乗する方々を乗せるために寄りました。
駐車するとすぐに、2人の女性が寄ってきました。
OさんとKさんです。
もう一人のクラブ員は男のNさんです。
Nさんも来たので、一番目の撮影場所「横沢入り」へ向け、
車を走らせました。
集合時間には、7分前に到着しました。
 
ところが、我々の到着が最後だったようです。
駐車場がクラブ員の車で満杯でした。
皆さんの動きを見ていると、
30分。。。
いや小1時間前あたりから現地へ来て撮影をしていたようです。
文化祭のときの準備も、時間前から来て、
どんどん仕事を始めるのがこのクラブの特徴のようです。
 
Sさんが私の横へ来て呟きました。
「もう少し経つと、靄が出てきて撮影チャンスになりますよ」
 
「横沢入り」に頻繁に来て、撮影をしているSさんの予言は
ぴたりと当たりました。
靄がわきあがってきて、「横沢入り」に幻想的な風景がひろがってきました。
夢中でシャッターを切りました。
 
 
次の撮影地「広徳寺」へ向かうことになりました。
何回か行ったことはありますが、
「横沢入り」からは、行ったことがありません。
そこで、会長さんの車の後をついていくことにしました。
 
どこをどう通ったか分らないほど、ついていくのに必死でした。
最後、急坂を登って駐車場に着きました。
駐車場には見覚えがありました。
すでに何人か撮影をしに来ていました。
 
イチョウは少しずつ散り始めていました。
2本の大銀杏の下は、黄色い絨緞になっていました。
 
ここでも、Sさんがぶらぶらっと私に近づいてきて呟きました。
「まだ、光がよくなるには時間があるよ」
呟いたあと、Sさんは縁側に腰をおろして水を飲んでいました。
余裕があります。
よく撮影にきているので、何から何まで知っているのだと感心しました。
 
しばらくすると、Sさんが撮影を始めました。
私も、Sさんの脇で撮影を始めました。
すると、Sさんは一つの撮影の仕方を教えてくれました。
「1番明るいところへレンズを向け露質を固定して、
それから写真を撮ると陰影のはっきりした写真が撮れるよ」
私も、さっそく真似して写真を撮ってみました。
下の写真が真似して撮った写真です。
 
 
次は「龍珠院」とうところです。
初めて聞く名前でした。
クラブ員の方々の話だと、モミジの美しいところだそうです。
五日市の「瀬音の湯」の近くだと聞きました。
 
降り立つと、真っ赤にモミジが紅葉していました。
紅葉は難しいなあと思いながら、まずは遠くから写真を撮りました。
自分の力では、いいなあと思う構図は見つけることが出来ませんでした。
仕方がありません。
「オオモミジ」の紅葉が日差しに透けて見えたので、
川向こうの山並みをバックに撮りました。
 
 
最後はお昼を食べるため、「瀬音の湯」へ向かいました。
ここで、講師の先生から
「ホワイトバランス」を「曇り」にすると、黄色の色が鮮やかに出ますよ
ということを教えてもらいました。
「広徳寺」の大銀杏で、いつか試してみたいと思いました。
 
お昼を食べ終わり、集合時間まで時間があったので、
Sさんとつり橋を渡ることにしました。
この吊り橋は、「石舟橋」と言うのだそうです。
足元を見ると、木屑を敷き固めてありました。
滑らないための工夫のようです。
 
「街プレ倶楽部」の第82号に。。。
「秋川渓谷の紅葉名所めぐり」(あきる野市)で、
この「石舟橋」前後の秋川渓谷の風景が
一番知られた紅葉スポットだと紹介されていました。
私も橋を渡ったところにある展望台から
「秋川渓谷の一番知られた紅葉スポット」を写真に撮りました。
 
 
家に帰ってから、撮った写真を整理しましたが、
例会へ持っていくような写真がなかなか見つかりませんでした。