いよいよ帰国する日がきました。
朝5時に起きました。
ホテルの朝食を食べに行く前に、
キャリーバックの荷物を整理しました。
下着類を捨てたので、随分と軽くなりました。
(私は海外旅行に行くとき、旅先で捨ててもいいような下着類を
持っていきます。着終わると、ゴミと一緒に捨てていきます。)
空いた部分に、お土産を詰めて帰ります。
(新市街地で見たお土産屋さん:とてもカラフルでした。)
朝食が終わり、さっそくお土産を買いに出かけました。
前日に目星をつけておいたので、
買物にはそれほど時間がかかりませんでした。
店員さんは、
買ったお土産を一つずつ真空パックにしてくれました。
昼食代として37TLを残して、トルコ紙幣を使い切りました。
空港までの電車賃は、イスタンブルカードで間に合います。
ホテルに帰って、買ったお土産をキャリーバックに積めました。
お土産が動かいように詰めました。
キャリーバックを持ってみると、かなりの重さになっていました。
これを空港まで運ぶのに、ひと汗かきそうだなと思いました。
(ガラタ塔から見た新市街地)
11時45分になりました。
ホテルをチェックアウトして、昼食を食べに出かけました。
その間、重たいキャリーバックをフロントで預かってもらいました。
昼食も、ホテル近くでとりました。
私は、薄いナンのようなもの(上に野菜と牛肉、溶けたチーズがのっている)
とスープを注文しました。
パンは必ずついてきます。
ホテルに戻り、預けておいたキャリーバックを受け取り、
空港へ向かうことにしました。
時計を見ると、午後1時40分でした。
トラムヴァイのギュルハーネ駅まで、
重たいキャリーバックを運ぶのが大変でした。
ホテル前の道路は舗装されていないので、キャリーバックを引きずることが出来ませんでした。
ようやく歩道のある道路に出たので、
キャリーバックを引きながら歩くことができました。
トラムヴァイに乗って、すぐそばの座席が空いていたので、
Iさんとふたり並んで座りました。
座席が狭いのでキャリーバックを置くと、私の脚の置き場がありません。
隣りのIさんの座席の半分ほど借りて、ようやく座れました。
(素敵なブルーモスク:遠景:アヤソフィア側から)
空港へ行くメトロ線での乗り換えも、うまくいきました。
メトロ線に乗ったら一安心です。
終点で降りればいいのです。
アタチュルク空港へ着いたら、まず荷物検査です。
Iさんは果物を食べるため用の金属製のホークとナイフがチェックされました。
ホークとナイフは係官に没収されましたが、それだけで通過が出来ました。
免税店で、Iさんが最後のお土産を買いました。
Iさんは紅茶を2箱買いました。
あとで、紅茶のひと箱はグリーンティだったことが分りました。
Iさんでも、失敗することがあるんだと思いました。
私は売店で水を買いました。
あとで機内で座席に座ったら、
水が配られたので買う必要がないことが分りました。
出発1時間30分前で、まだ早いのですが、
出発ゲート219番横の待合室の椅子で休むことにしました。
出発時間が近づいてきたら、係官(女性だった)から、
いったん待合室から外へ出てくださいとのアナウンスがありました。
Iさんは待合室の外の座席へ座り、最後のほうで乗るからと、
私に先に乗ってと合図して、のんびりと構えていました。
私は、せっかちなので、急いで前のほうの列に並びました。
パスポートと搭乗券がチェックされるようです。
なかなか、チェックが開始されません。
理由が分りました。
アナウンスに従わない乗客がひとりいるようでした。
待合室をよく見ると、待合室の椅子に座っている男性がひとりいました。
日本人のようです。
アナウンスした係官(女性)が男性の横へ行き、
いったん外へ出るように話しかけているようです。
ところが、男性は動こうとはしません。
ツアーコンダクターの方も説得しに行きました。
男性は、それでも微動だにしません。
最後に、その男性の奥さんとおぼしき人が話しかけました。
しばらく、話していたようですが諦めたようです。
係官も諦めて、パスポートと搭乗券のチェックを始めました。
ようやく列が動き始めました。
機内に乗って離陸です。
高度があがると、膝から下が冷えて冷えて堪りません。
今回の旅行で、機内の膝から下の冷えに悩まされました。
まず、配布された物にソックスがありました。
それを穿きました。
機内で配られるブランケット(薄い毛布)をダブルにして膝下に巻きました。
それでも寒いので、チョッキも脱いで膝下を巻きました。
眠ろうとしても、膝下の冷えが気になって眠れません。
とうとう、通路側席のIさんに、
頭上の「荷物入れ」からリュックをおろしてもらいました。
中からウインドウブレーカーを出しました。
それも、膝下へ巻きました。
でも、冷えはおさまりません。
隣りのIさんに
「膝下が冷えない?」
と聞くと、
「冷えるよ。」
と返ってきましたが、それほど気にしている様子がありません。
「歳をとったのかなあ、冷えが身に沁みるんだよ。」
とぼやきました。
歳をとって、皮下脂肪や筋肉が減少したからだろうかと考えました。
私年配のお年寄りはどうしているのだとうかと思いました。
次回、飛行機に乗るときは、対策を考えないといけないなと思いました。
機内でトイレに行くのは億劫ですが、生理現象なので仕方ありません。
不思議なもので、気にすると行きたくなります。
機内には、通路が2つあります。
通路ごとに、トイレが付いています。
正面右側に赤字でバッテンマークがつくことがあります。
何のサインかなと思い、Iさんに尋ねました。
Iさんは、両方のトイレがふさがると、
バッテンマークが灯ることを教えてくれました。
ひとつ利口になりました。
気を紛らわせるために、
往路で見た日本映画「小さなお家」(山田洋一監督)を細切れで見たので、
もう1度観ることにしました。
成田飛行場に着いて、
重たいキャリーバックを宅配に頼んだら急に肩の荷が軽くなった感じがしました。
(Iさんから、宅配は往復頼むことも出来ることを教えてもらいました。)
いろいろと迷ったり悩んだりした旅でしたが、
ツアーに乗らずに自分たちで
、問題解決をしながら8日間の旅を無事終えることができたことは、
私にとって大きな収穫でした。
この旅で、約900枚ほどの写真を撮りました。
現在、整理中です。
11月中には、自分のHP「錦眼鏡写真館」の中の
「錦眼鏡写真館:その3<イスタンブール紀行>」と「錦眼鏡余話:その5」と
「パノラマ写真」にまとめます。
最後に、Iさん、本当にありがとうございました。
Iさんには、この海外旅行で本当にお世話になりました。
(海外旅行ではいつもお世話になりっぱなしですが。。。)
大事なところで、Iさんの海外旅行経験や英語の力が生かされた旅行でした。