錦眼鏡余話4:No153
小旅行:その6
 
ホテルに着いて食事が終わってから、
ホテルの土産物コーナーへ真っ直ぐに行きました。
「オリーブ園」で選んだものを見つけながら、
全体の土産物を見て回りました。
次に、買物籠へ送る人を思い浮かべながら、品物を選びました。
 
いつも、お土産をもらいっ放しで失礼をしている方々に
宅急便で送ることにしました。
3人の方、どなたも同じ内容のお土産にしました。
 
レジで会計を済ませたら、急に肩の荷が下りた気がしました。
 
明日は、いよいよ旅の最終日です。
明日の天気も良さそうです。
 
ホテルを出たバスは、山道をぐんぐん登り始めました。
バスは、寒霞渓のロープウエイ乗り場に着きました。
 
ロープウエイを待つ少しの時間、
眼下に、
小豆島の街と瀬戸内の景色が見える見晴らしの良い場所がありました。
小豆島の街や瀬戸内の景色がミニチュアのように見えます。
 
真下には、貯水池も見えます。
風がないため、静かな入り江が鏡のように光っています。
涼しい風が吹いてきて、心地よい場所です。
そこで、急にパノラマ写真を撮ることを思いつきました。
三脚を持ってきていないので、
脇をしっかり固定して、水平に振りながら撮りました。
 
景色が全体に霞んでいます。
瀬戸内の風景の感じが良く出てくれればいいと思いながら
シャッターを押しました。
 

 
家に帰ってからのことですが、
小旅行の思い出にと、2枚のパノラマ写真をHPにアップしました。
1枚が、寒霞渓上からのパノラマ写真です。
もう1枚は、「大鳴門橋」を写したパノラマ写真です。
両方とも、画面が動くパノラマ写真になっています。
アップするのに2日間で、延べ4時間ほどかかりました。
1回目は写真が大きすぎて、パソコンの画面からはみ出てしまいました。
どのくらい小さくするかで、苦労をしました。
始めのパノラマ写真を100とすると、25ぐらいで良いことが分りました。
*8月10日にアップ完了しました。
動くパノラマ写真を、是非見てください。
下のURLから、私のHPに入ることが出来ます。
 
トップページの左下に「パノラマ写真」の入口があります。


寒霞渓をロープウエイで降りたのは、期待外れでした。
寒霞渓での収穫は、展望台からの景色は素晴らしかったです。
 
フェリーに乗って、小豆島をあとにしました。
往きと同じように静かな海を滑るように、フェリーは高松港を目指しました。
小豆島が遠ざかり、瀬戸内の島々が霞んでいます。
 
逆に、高松港が見えてきました。
ビル群がこれも霞んで見えてきました。
港には、幾つものクレーンが林立しています。
船の荷物は、コンテナで運んでいる時代になっていることが分ります。
 

最後は、栗林(りつりん)公園です。
栗林公園(りつりん)は、国の特別名勝に指定されている文化財庭園です。
日本の三大庭園と言えば、
水戸市の偕楽園・金沢市の兼六園・岡山市の後楽園です。
ところが、この3つの庭園に劣らず優れていると言われているのが
高松市の栗林公園です。
 
栗林公園の総面積(緑深い紫雲山を入れる)は、
約75ヘクタール(約23万坪)だそうです。
東京ドームの約16倍超と言われています。
平庭だけでも約16ヘクタールあり、東京ドームの約3.5倍だそうです。
江戸時代初期から400年近い歴史をもった回遊式大名庭園だそうです。
 
栗林公園の中へ入って、すぐに食事です。
讃岐うどんの冷たいものでした。
 
ツアーのお客さんの中から不満の声が出ました。
私も、その不満が分る気がしました。
冷えたうどんが充分にもどされていませんでした。
端的に言うと、うどんが塊になっていました。
硬いのです。
おつゆもしょっぱ過ぎます。
 
空港へ向かうバスの中で、このツアーのアンケートが配られました。
ガイドさん良し、運転手さん良し、ホテル良しでしたが、
このお店の評価を具体的に書いておきました。
 
他のお客さんがお店の人のガイドで、栗林公園を回るために
食事が終わってもゆったり休んでいるのを横目で見ながら、
Iさんとお店を出ました。
自分たちのペースで、公園を散策したかったからです。
 
 
広い公園です。
とても、みんなを見るなんてことは出来ません。
手入れされた松がきれいでした。
出来るだけ、木陰を選んで歩きました。
パンフレットの写真のような素敵な場所を探しましたが見つかりませんでした。
 
 
途中、警備員の方が、
「アオバズクのつがいがいますよ。」
と教えてくれたので見に行きました。
 
 
5mぐらい先の枝にとまっていました。
若い人が三脚を広げて、望遠レンズで写真を撮ろうとしていました。
夫婦のアオバズクだそうです。
これから、巣作りをして子育てをするのでしょうか。
警備員さんにお礼を言ってから、時間を確認すると集合時間が近づいています。
バスの駐車場までは数分です。
 
集合時間の10分ぐらい前に、バスに乗り込みました。
 
最後の最後まで、ツアーの皆さんは時間を守っていました。
明るい陽気で元気なバスガイドさんと安全運転をしてくれた運転手さんに
心からお礼を言ってから、高松空港でツアーの皆さんと別れました。
 
小旅行:完