錦眼鏡余話4:No140
谷根千地区を歩く:その3 

「ひぐらしの里」谷中銀座入口の階段「夕やけだんだん」に着きました。
 
小笠原から帰ってきた翌年の2012年1月2日。
私はこの地を訪れていたことが分りました。
外付けのHDに、「ひぐらしの里」谷中銀座の写真が残っていました。
「夕やけだんだん」の上から、
「ひぐらしの里」谷中銀座の看板を中心に撮った写真がありました。
下の写真がその時のものです。
訪れたのが1月2日だったので、
太陽の日差しが随分と斜めから射しているのが分かります。
 
 
写真を見ているうちに、日暮里駅で降りて、
谷中銀座を歩いた記憶が蘇ってきました。
今は「夕やけだんだん」とおもしろい名前が付けられている階段を
降りた記憶とともに、並んだ商店を覗いて歩いた記憶が鮮明に蘇ってきました。
また、帰りにお土産として「かりんとう」を買ったのを思い出しました。
この「かりんとう」は、油で揚げないカリカリの「かりんとう」なんだそうです。
健康によいということで、妻に買いました。
 
下の写真が今回の谷中銀座の入り口の写真です。
今回は、「夕やけだんだん」の階段を入れてみました。
 
 
ひぐらしの里「谷中銀銀座」は、小さなお店が軒を並べて続いています。
距離にして、直線100mほどの場所にあります。
最後、道がTの字になって終わります。
それぞれのお店がシンボルマークの看板をさげています。
その1枚を下に紹介します。
 
 
写真になるものがないかと、探し探し歩きました。
ちょっと気になるものがあると、すぐに写真を撮りました。
 
 
家に帰ってから、取捨選択すればいいなと思っているからです。
当然撮影した枚数が多くなるので、家へ帰ってからの整理が大変です。
 
 
ひぐらしの里「谷中銀座」をあとにして、地図を頼りに歩き始めました。
 
台東区の区内循環バスは、「めぐりん」と言う名前だそうです。
ちなみに、あきる野市の循環バスは「るのバス」です。
 
途中、その循環バス「めぐりん」に巡り会いました。
慌ててカメラを構えて、1枚撮りました。
巡回バス「めぐりん」は、懐かしいレトロ風でした。
 
 
「めぐりん」は、狭い横道へと入っていき視界から消えました。
きっと、お年寄りたちのよい足となっていることでしょう。
 
ごくごく普通の下町の街中と言う感じの道を歩きました。
途中、自分たちは地図に示されたコースを正しく歩いているのか
不安になったりました。
 
お寺の続く道の逆側に古い木造の家が並んでいました。
谷中ぎんざの「夕やけだんだん」の上で、
お目にかかった和服姿の3人連れのご婦人達が
古い木造住宅の前で歩みを緩めて見ています。
 
 
車が来ないのを見て、道の反対側へ行きました。
ご婦人達が覗いていたのは、下の写真では左側の暖簾のかかっていた家です。
 
 
この界隈を抜けたので、私はカメラをリュックの中にしまいました。
それを見て、Sさんが
「あれ、もう撮らないの?」
と言いました。
「いいものがあったら、カメラを取り出すよ。
Sさんは軽いカメラだけれど、このカメラ、結構重たいんだよ。」
 
結局、それからはカメラを使いませんでした。
 
二人で、出発した地点に戻ってきたのは、午後3時半を過ぎていました。
万歩計を見ると、1万9千歩を越えて2万歩に近い数字でした。
数字を見たら、急に疲れが出てきました。
電車に乗ってから、大きな仕事をしたという充足感に満たされました。
 
今日撮った写真は、総計204枚でした。
良い写真が撮れていればいいのですが。。。

谷根千地区を歩く(完)