錦眼鏡余話4:No123
河原の石ころ?:その2

今一度、「ストーンチョコレート」を探すことにしました。
それで見つからなかったら、
最後の手段、レジの人に聞いてみることにしました。
 

休止している一番奥のレジを探すことにしました。
レジ前の棚を下から順番に見ていきましたがありません。
そこで、思い切って休止している
レジの横を通過してみました。
 

お客さんが商品を入れた買物籠をレジに打ってもらうために
乗せる台があります
こんなところに商品を飾っておくはずはありません。
 
ところが、レジ台の端に小さな小箱がありました。
私の目に
「STONE 
CHOCOLATE
ストーンチョコレート」
の商品名が飛び込んできました。
 
すぐに、お客さんが並んでいるレジ台を見に行きました。
数人並んでいるお客さんの間からレジ台を見ました。
ありました、「ストーンチョコレート」がありました。
 
私も、すぐにレジに並びながら、
「ストーンチョコレート」を2袋だけ手に取り、買い物籠に入れました。
レジ係がレジを打ち、品物をビニル袋に入れる作業を見ながら、
「意外なところに商品が置いてあったなあ。。。」
お客さんが通過するレジ台に商品が置いてあるなんて、
思いもよりませんでした。
固定観念にこだわり過ぎた自分を反省しました。
 

 
話が変わります。
 
職場の昼食時のことです。
私を含めて5人が正方形に並べられた長机に座って
お昼を食べ終わったときです。
私は考えていた「いたずら心」を実行に移すために席を立ちました。
 
「あっ そうそう、昨日の休み、多摩川の河原で綺麗な小石を
見つけたんで拾ってきました。」
と呟きながら、席を立って、
「ストーンチョコレート」を入れた袋を取りに行きました。
 
席に戻ってから、
おもむろに袋から4人の手の平へ「「ストーンチョコレート」を落としてあげました。
「ストーンチョコレート」を配りながら、
「どうです、きれいな小石でしょう。」
と、いう言葉をつけ加えました。
 
4人が手の平の「ストーンチョコレート」を見ているので、
もっともらしい小石の解説をしました。
「赤い石はチャートらしいです。昔、火打石として用いられたようですよ。
白っぽい石は石灰岩の小石かな。多摩川には多い石ですね。
緑色をした石は緑泥石かな。。。粘板岩や砂岩もあるようですよ。」
 
適当な解説をしたあと、
「これらの小石は食べてみると、結構美味しいのです。」
と言って、自分の手の平の小石を口の中へ入れてむしゃむしゃと食べました。
 

 
これが私のやりたかった「いたずら心」でした。
 
皆さん、騙されたようです。
「よく出来ているなあ。本物の小石そっくりだ。」
 
しげしげと、「ストーンチョコレート」を見ながら小石?を味わっていました。
 
私は、「ストーンチョコレート」の袋を持ってきて、
皆さんの手の平に残りの小石?をわけてあげました。
 
Oさんへは、残った「ストーンチョコレート」を袋ごと差し上げました。
家で是非、「いたずら心」をやってみてくださいと言いながら。。。
 
この「ストーンチョコレート」
バレンタインデーに恋人や家族の人へあげるのもいいものですね。
ただあげるだけではく、一工夫してあげるのもいいものです。
ただ、いたずらが過ぎると、
お互いの関係を悪くするから要注意ですよ。