妻と娘が買い物から帰ってきました。
「あなたにお土産よ。」
妻が差し出したものは、小さな袋でした。
袋に何やら河原の石ころのような写真がついています。
チャート(赤い色のすべすべした石)や石灰岩の小石、
それに黒い色をした小石。。。。。
薄緑色をした小石なども混じっています。
「STONE」の文字が目に飛び込みました。
「はさみ」と書かれた部分に切り口があります。
さっそく、そこから開封してみました。
手の平にざっと中身をあけると、
河原の小石そっくりのチョコレートでした。
なかなか良くできています。
さっそく数粒を口の中へ放り込みました。
甘さ控えめのチョコレートでした。
軽く咬んでみました。
普通のチョコレートより心もち柔らかい感じがします。
今度は手の平にのせて、じっくり観察をしてみました。
「これ、騙されるよ。よく出来ているね。」
私は独り言のようにつぶやきました。
カメラを持ち出して、袋を撮影しました。
袋の大きさは縦約16センチ、横約11センチほどでした。
どうです?
「STONE
CHOCOLATE
ストーンチョコレート」
の文字の下に、河原の小石にそっくりなお菓子の写真が
印刷されていますね。
今度は、
ストーンチョコレートそのものを机の上へ広げて撮影しました。
どうです?
どう見たって河原の小石でしょ。
よく出来ているなあと思いました。
そのとき、ちょっとした、「いたずら心」がひらめきました。
妻に値段を聞くと、89円だと教えてくれました。
(ぱっと聞いただけなので違っているかもしれません。
その後、妻は69円だと言っていました。)
売っているお店と「ストーンチョコレート」の置かれている場所を
聞いて、さっそく買いに行きました。
ストーンチョコレートは、そのお店のオリジナル製品だそうです。
どこのスーパーでも、一列に並んだレジの前に幅の狭い棚があります。
ちょっと手に取って買い物籠に入れたくなるような品物が
列をつくって待っているお客さんの目に入る位置にあります。
売れ切れちゃったのかな。。。半ばあきらめかけました。
◇河原の石ころ?◇その2へ続く
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