錦眼鏡余話2:No58
秋の庭:その1  

10月に入り、朝晩の冷え込みがめっきり秋になりました。
今日は祝日で、朝からのんびりと過ごしました。
カメラを持って、朝6時の庭に出てみました。

いろいろな発見がありました。

まず、大きなクモの網を発見しました。

玄関横に垂直円網(地面に対して垂直に張られた円網)が張張られていました。
網の大きさは円網の部分だけで60cmほどあります。
これは、きっとオニグモの網に違いないと思いました。

家の中から霧吹きを取ってきて、霧を吹きかけました。
十分に噴きかけたのですが、正面から写真を撮ることができません。
どうもはっきりとした網の写真が撮れません。
原因は網に焦点が合わないことです。
下の写真のように周りの植物に焦点が合ってしまいます。

10月だと言うのに、
今年は日中気温があがるためか、やぶ蚊がまだいます。
じっとしていると、やぶ蚊に食われてたまりません。
この写真で我慢をすることにしました。


今度は網の主を探すことにしました。
これはすぐに見つかりました。
玄関の雨樋(あまとい)に、黒々とした物体がはりついていました。
オニグモのようです。
それも、オニグモの雌です。

椅子を持ち出して撮影することにしました。
フラッシュをたいて撮影をしました。

オニグモは黒い色をしています。
雌の体長は、大きいもので3センチにもなります。
クモの大きさをあらわすとき、普通脚の長さを入れません。
文字通り体の長さです。
このオニグモは、2.5センチほどの体長です。
脚を広げると、かなりの大きさになります。


今度は、南側の庭へ行きました。
ここには、樹木が雑然と植えられています。
ツバキ、ライラック、ウメ、ミツバツツジ、カキ、ブルーベリーなどです。

柿(カキ)の木を観察することにしました。

我が家の柿の木は、昨年初めて実をつけました。
昨年のことを妻に聞くと、柿の実は全部で6つ実ったそうです。
結構、大きな柿の実でした。

今年はたくさん結実したので、
柿の実を間引きしようと思っていましたが、
忙しさに追われて出来ませんでした。
結局、自然にまかせました。
今年は、まだ40個ほど、柿の実がついています。

台風17号の風にも耐えて、落ちずに頑張りました。
これでも、暑い夏に随分と実が落ちました。
柿の実が多い分、全体に小ぶりです。

9月下旬頃から、薄っすらと色づいてきています。
よく見ると、中には鳥に食べられて、無残な姿の柿の実もありました。

(ごちゃごちゃと実をつけた柿の枝の先端。)

(2012年10月8日)