錦眼鏡余話2:No53
テニススクール 

いよいよ、来年は70歳の大台に乗ります。
70歳を目前にして、自分の体力の衰えを感じています。

駅の階段を急ぎ足で一気にのぼると、
のぼった上で息が荒くなっている自分に気がつきます。

お腹周りにちょっと肉がついてきたなと感じだして半年が過ぎました。
なんとか凹まそうと、また腹回りの贅肉を落とそうと、
朝起きると、「臍のぞき」や「上体ひねり」などのメニューを
こなすように努力をしていますが。。。
3日に1回は、「今日はいいや、いいや」になっています。
気力の衰えも進んでいますね。

そこで、一念発起、9月からテニススクールに通うことにしました。
八王子市にあるテニススクールです。
車で、15分ほどで着きます。
あきる野市と八王子市は、隣りあっています。

テニスのレッスンを受けるコートは、屋根つきです。
屋根は開閉式になっています。
コートの周りは、目の粗いネットで囲まれていて、
風が通り抜けできます。
雨が降っても、雪の日でもレッスンはできます。
私は週1回コースを選びました。

テニススクールのへの参加の目的は運動不足解消なので、
無理なクラスを選びませんでした。
選んだコースは、初中級です。

50代前半でテニススクールに通ったときも、クラスは初中級でした。
初中級で、楽しみながら基礎をみっちりマスターしようと考えました。
最大の目的が運動不足解消にあります。

テニススクールと連動して、朝のストレッチを続ける気力を持つことが
大切なことだと感じています。
腕立て伏せもストレッチの中に入っていますが、
これをしているとサーブなどで肘や肩を痛めることがないので続けたいです。

8月の最後の日曜日に体験レッスンを受けました。
体力のなさは、最初の準備体操から感じました。
コートの半分を使って、いろいろなステップを使い、
体をほぐしていきました。
ところが、悲しいかな。。。私ひとり遅れ気味になるのです。
最後のほうは、ごまかして、ただ走って辻褄を合わせました。笑

いよいよ練習です。
私の他に、3人の受講生がいました。
みなさん、年ごろは30歳前後です。
私との歳の差は、30歳以上あります。

まず、両側のベースラインに2人ずつ立って、フォア・バックの練習です。
右側が終わると、今度は左側へ行って、バック・フォアを打ちます。

練習が始まると、結構ひんぱんに順番が回ってきます。
休んでいる暇もありません。
そのうち、ハアーハアーゼーゼーが始まりました。
一緒に動いている受講生は、息が上がっていません。
息が上がった分、ストロークがいい加減になり、コーチから
「長島さん、ラケットのヘッドを上げて。。。」
なんて、指摘をされました。

ようやく、その練習が終わり、散らばったボールを片づける時間になりました。
ここでようやく一息入れることが出来ました。
ボールを拾うには、屈まなければなりません。
実はこれもいい運動なのです。
他の3人も、みなよく動きます。
私も出来るだけ素早い動作でボールを集めました。

ボレー練習、スマッシュ練習、サーブ練習、コーチがサーブをしての試合形式練習をし、
最後に今日の受講生4人で試合をしました。
私は疲労困ぱいしていたので、第1サーブは全て入りませんでした。

私の他、誰も息を切らしているものはいませんでした。

帰りに、汗ぐっしょりになったシャツを取り換えて、
大きなバスタオルを運転席のシートに敷いて、慎重な運転で帰りました。

いかに自分の体力が落ちているかを実感した体験テニスでした。
運転しながら、日常から体を動かさないと、
次回もハアーハアーゼーゼーになるなあと思いました。

何回か、やるうちにハーハーゼーゼーが少しずつ小さくなることを
期待しています。